採用の裏側 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

今回は、なぜ「勉強するのか?」

というテーマで本音の話をしますね。

かなり現実的な話なので、聞いてがっくりしないで
くださいね。


実際に今不況と言われていますね。


最近就職活動も大変と聞いています。

卒業生もかなり苦戦しています。

で、人によっては、

 「俺なんか、会社訪問100社やった」
 「私なんは70社」
 
という話を聞きます。
 (ちなみに私は7社しかしていません)


 確かに不況ですが、しっかりと就職を決めている
学生もいます。

 しっかりと決まっているのは、

 「学歴」+「本人の性格」

です。特に文系の大学生の場合ははっきりしています。

 結構就職では、

 「学歴による差」

はこういう不景気になるとはっきりとつけられます。

採用する側も、いろいろ冒険して、個性的な学生を
採りにくくなります。

私の就活時代でもありましたが、企業側も大学によって、

 選抜方法、
 アプローチの方法

を変えてきます。

つまり、

「企業側欲しい大学からは別ルート」

で採用してきたりします。

それはなぜ、そんなことをするのかというと、

「採用担当者の評価」

が決まるからです。

 少しその裏側の話をすると、職種によって
仕事というのは、

「すぐに評価されやすい仕事」



「すぐに評価されにくい仕事」

というのがあります。具体的な例でいいますと、

「すぐに評価されやすい仕事」の代表が

「営業」です。

それは、数字で明確に表すことができるから。
短期的にすぐに評価されます。

 ○○万円売り上げた。
 何件新規獲得しました。

と具体的な数字で表せますね。

一方、「評価されくにい仕事」が

「総務」
「人事」

という仕事は短期的には「評価されにくい仕事」
となります。

 なぜこんなことが言えるのかと言うと、

「すべての仕事を私がやってきたから」

です(笑)。経営にかかわる仕事のほとんど7年間に
わたって経験していきました。

 で、「総務」とか「人事」というのは、

「出来て当たり前」の仕事が中々良い評価は
されにくいのです。

 例えば、人というのは社会に入ってから成長しますので、
社会に出て、「教育」すれば変わっていく人もいます。

ですから、短期的に見ると中々評価はされません。
ですが、が、やはり会社側は短期的に人事の人の評価をする場合は、

 ○○大学採用を何名

という基準で評価しがちなのです。

 例えば

  東大生○名採用

といった感じです。

だから、採用者も

「偏差値の高い学校」

の子や、

「実績のある大学」

の子を採用したがるのです。

私の時代ではこんなことがありました。
当時は、インターネットの環境が整っていなかったので、
4年生になると、リクルートから、分厚い電話帳くらいの
採用企業の本が10冊送られてきました。

そして、私はその中で自分のやりたいこと仕事に関係のある
会社に資料請求して、書類選考してもらって、面接していました。

ところが、私のいとこは「阪大」に行ったのですが、
卒業の年になると、

外資系の大手から、

「特別はがき」

が送られてきて、そこに書かれているURLにアクセスして、
パスワードを入れると、別の採用入り口から入っていけるのでした。

「地方の国立大学」と「阪大」との差ですね(笑)

で、今はどうなっているのかというと、

まずは、行きたい会社にネットでアクセスします。
そして、そこで、個人の情報を入れるのですが、
残念なことに、ここで「大学名」を入れる欄があるのですが、
そこで、いわゆる偏差値の低い学校ははねられてしまいます。

理由は「成績が著しくない」という建前ですが、
本当は「大学名」でまずは落とされるのです。

これが、「書類選考」です。
本当いうと、すべての学生を面接したり、
いろいろ調べて採用するのがいいのですが、

現実的には数が多くてできません。
ですから、まずは、ザクッと

「まあ、大丈夫だろう」

という学歴でふるいわけするのです。


そして、その後「書類選考」で通ったものが
はじめて「面接」を受けられるのです。

 そのあとは、

1次面接、2次面接、3次面接と続きます。
会社によっては、5次面接まであるところもありますね。

 この面接では、

 コミュニケーション能力などの社会性や、自主性、
積極性などが見られます。

 このときに「クラブ活動」で、上下関係や他との人間関係を
学んでいることがわかれば、採用となるのです。

 わかりやすくまとめますと、
文系の場合は

 書類選考・・・学校名など
 1次試験・・・ペーパーテスト
 2次試験以降・本人の人間性

です。

 もちろん、「大学名」を聞かない企業もあるのでしょうが、
書類選考で落とされないためにも、
そういった事実を知っておくことも大切ですね。


もちろん、

「学歴があればいいのか?」
「勉強ができればいいのか?」

というわけではありません。
(私も企業で働いていたので、勉強ができても
仕事ができない人をたくさん知っています)

ですが、大手の場合は、ある程度の学歴がないと、

「自分の人柄を知ってもらうことすらできない」

のです。

 まずは、この「現実」を知って、お子様の勉強の
「動機付け」に役立ててくださいね。


 あと、補足ですが、企業側も、地域によって差が
あるようです。

例えば、

 関西地方にある企業は、関西の偏差値の高い大学
から採用しやすい。

 中部地方にある企業は、中部の偏差値の高い大学
から採用しやすい。


というのがるあようです。

同じ偏差値でも、将来就職する企業がどこにあるのか
よっても違うようです。

 例えば、代ゼミネットでは、

  南山大学(経営) ・・・ 57
  関西大学(経済) ・・・ 57

 と、同じ偏差値ですが、

 関西地方では、「南山大学」のことはあまり知られていない
ので採用のときは不利ですが、関西大学は有利です。

 逆に中部地方や、他の地方では、「関西大学」と同じ
偏差値でも、地元のある大学の方が有利です。


(あくまでも一般論なので、採用については、
 個々によって違います)


 「大学の生情報を得る裏技」

については、

  9月6日(月)

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