今回は、
「子供のやる気を引き出す」
ということでお話できればと
思っています。
「子供のやる気を引き出す」
今一番要望の多い内容で、そして、一番難しい内容ですね。
で
すが、
「100%やる気を引き出す」
ことは難しいのですが、
「やる気をある子にはいくつかの共通点がある」
というのは事実です。大切なのでもう一度いいますと、
「やる気をある子にはいくつかの共通点がある」
のです。
その1つが
「短期間に結果を出している」
と
いうことがあります。
これは、子供だけに関わらず、大人でもそうだと思います。
さんもそうではないですか?
「やってすぐに結果がでること」
というのは、比較的続けやすいですね。
「下手の横好き」
という諺が
ありますが、現実には、
「うまくできたから、好きになった」
ということが多いのです。
塾や、家庭教師
で指導していも、
「理解力がある」
「暗記するのが早い」
というお子さんは、比較的成績が良いです。
そして、勉強に対して「やる気」もあります。
もちろん、
「理解力がある」→だから、スムーズに進める
「暗記するのが早い」→だから、次々覚えられる
ということがありますが、心理的にいうと
「早く結果を出せるから勉強が続けやすい」
ということがあります。実際に
「理解力がない」「暗記するのが遅い」
と
いうお子さんは、
「勉強に対しても意欲的でない」
ということが多いですね。
それで、今回は、そのこと
を踏まえて
「早く結果を出すための効果的な勉強法」
というのお話したいと思います。
実は個人的な話ですが、私の娘も今年の4月から中1となります。
(昨日も、中学校の説明会に家内と出かけていきました)
で、
娘とこれからいろいろ話をしないといけないと思うのですが、
一応、子供を塾で指導しているプロとして娘にアドバイスを
しようと思っている
のです。そこで、
「勉強で何を注意しないといけないのか?」
というのを話しようと思っています。
実は中1の最初に悩むのが、
「普段の勉強法」
と
「定期テストの前の勉強法」
に
ついてです。
例えば、定期テストがあるのですが、中1のときに失敗するのが、
勉強の方法です。具体的に言うと、
「インプット」と「アウトプット」のバランスがわからない
というのがあります。
例えば、中1のとき成績があまり振るわないお子さんがいました。
本人としては、
「勉強してる」
には
違いないのですが、
「結果が出てこない」
のです。そこで、そのお子さんにどんな勉強したの?
と聞いてみると大抵は、
「本を読んでいた」
「ノートを見ていた」
また、
「ノートにまとめていた」
という回答が返ってきます。
もちろん、
「本を読む」
「ノートを見る」
ということも大切ですね。これもしないと成績は上がりません。
ただ、これは、
「頭の中に情報をインプット」
するだけです。そして、勉強に必要なのは、
「インプット」したら、必ず「アウトプット」する
ということです。
例えば、
「教科書を読む」
と
いうことをやったら、問題集で
「問題を解く」
という「アウトプット」をする必要があります。
つまり、常に
「インプット」→「アウトプット」→「インプット」→「アウトプット」
というのを繰り返さないといけない
のです。
具体的にいうと
「本を音読する」→「問題集を解く」→「本を音読する」→「問題を解く」
と
いうことですね。もちろん、「音読」でなくてもいいです。
「ノートまとめ」→「問題集を解く」→「ノートまとめ」→「問題を解く」
と
いうのでもいいです。
実際に私が生徒に教えるときは、
私→ A君に教える
そうして、他のB君から同
じ問題の質問が来たら、
A君→B君に教える
という具合に、私から教えてもらったA君に教えさせます。
これは、
決して私が楽したいわけではなく(笑)、
「人に教えること(=アウトプット)覚えたことが定着する」
からです。もちろ
ん、A君がB君に説明しているときは、
私も聞き耳を立てていて、A君の説明がよくわからないときは、
私が再度説明しなおします。
こうやって、
「教えてもらったり、身につけたり、学んだら、
『常にアウトプットする』」
というこ
とを意識しないといけないのです。
これは、実際に偏差値が70を超える生徒たちは、
教えなくても、無意識のうちにやっていま
す。
ですが、成績の振るわないお子さんは、
「インプット」→「インプット」→「インプット」
という
具合に、「インプット」しかないのです。それで、親御さんは、
「うちの子は机に向かって勉強しているけれど、
成績が上がらないのは勉強のやり方が悪いのですかね。」
という質問になるのです。
いいですか?
勉強するときは、
「インプットしたら、必ずアウトプットする」
ということを忘れんないでください。
もし、あなたのお子さんが明日から勉強するのなら、
以下のようにしてみてください。
【ステップ1】キッチンタイマーを用意します。
【ステップ2】50分にセットする
【ステップ3】10分間テキストの音読(3回くらい)
【ステップ4】15分間テキストで読んだ範囲の問題集を解く(
【ステップ5】ステップ3とステップ4を繰り返す
【ステップ6】50分たったら、10分間休憩する
という形でやってみてください。
もちろん、音読の時間や、問題集を読む時間
はあくまでも目安です。
ぜひ、一度お子さんの勉強法を見直してくださいね。