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ニュースな話題

政治、経済、時事などのニュース、トピックスについて書きます。

前原国交相が空港整備の特別会計見直しを表明しています。

かなり昔に塩爺が、「母屋でおかゆをすすりながら、離れではすき焼きを食べている」と、一般会計と特別会計の関係を揶揄したことがありましたが、古くて新しい問題です。

「新しい」というのは、言わずもがな、手を付けられていないからです。

かつて、道路特定財源の一般財源化が話題になりましたが、結局、大山騒動して鼠一匹でした。



特会は、いわば各省庁の「財布」です。

財務省は、自分の財布である一般会計の予算査定は厳しいですが、

週刊誌でよく叩かれているように特別会計は甘いです。

各省庁の財布だから、大目に見ているのでしょう。



国交省は、道路のときと同様、陰に陽に徹底的に抵抗するでしょう。

既に、赤字空港をつくってしまった地方自治体も抵抗の構えを見せています。

また、地方空港を作らせた(?)族議員も、今は静観していますが、そのうち反対論を展開してくるでしょうね。



しかし、無駄な空港を作り続けた結果、着陸料は割高になり、

香港、韓国などのハブ空港にアジアの物流はとられてしまっています。

貿易で生きていかなければいけない日本にとって、ものすごい損失となっています。



さらに言えば、割高な着陸料や施設利用料を負担するために、

私たちも割高な利用料を負担させられています。



それで、日本の航空事情が良くなっているのであればまだいいのですが、

周知のとおり、ジリ貧なくです。



やはり、この構造を変えていかなければいけない。



しかし、地方自治体も反発する中で、これを本気でやろうとしたら、前原大臣は味方を付けなければなりません。味方とは、もちろん、国民です。



前原大臣は、いつも論理明快で「切れ者」という評ですが、切れ者にありがちな、歯に衣着せぬ直言をして、必要以上に相手の感情的反発を受けるきらいがあります。

また、簡潔な説明は小気味よいですが、アホにはすぐに理解できません。



(私も含めて)国民は大体アホですから、こんなことまで言わんとあかんのかと思うくらい、丁寧に、何回も説明をして、是非、私たちを味方に付けて、構造改革を断行していただきたいと思います。



これができるかどうかは、前原大臣が将来の総理候補に復権できるかどうかの試金石になると思います。八ツ場ダム問題と同じくらい重要ですよ(^-^)/


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空港整備の特別会計見直す考え 前原国交相が表明

http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200909270132.html

前原誠司国土交通相は27日、空港整備のための国の特別会計を抜本的に見直す考えを明らかにした。採算のとれない空港づくりや、日本航空の経営不振につながっているとの判断からだ。一般財源への切り替えも検討する。日航の再建計画と国の予算のあり方の見直しが、新政権の航空行政改革の両輪として進むことになりそうだ。

 前原氏はテレビ朝日の報道番組で「これ(特別会計)があり続けると採算が合わない空港でもつくり続ける仕組みになってしまっている」と述べ、日航の空港使用料負担の重さも指摘した。民主党は総選挙のマニフェストで「特別会計をゼロベースで見直し、必要不可欠なもの以外は廃止する」としているが、前原氏が具体的に空港の特会改革に言及したのは初めて。

 見直すのは、社会資本整備事業特別会計の空港整備勘定。航空会社が払う空港使用料や航空機燃料税の一部が主な財源で、09年度予算は5280億円。空港建設や維持・運営、周辺環境対策などにあて、羽田空港の再拡張工事(約1300億円)や関西空港の運営補助にも使っている。

 前原氏は「(航空機が)着陸すると(特会に)お金が入ってくる。採算が合わない空港をどんどんつくり続け、JAL(日航)やANA(全日本空輸)に飛ばせと政治家や役所が押しつけてきた。仕組みを見直していかなければいけない」と明言した。

 「高速道路や新幹線は国が(完成後も)補助しているのに、空の交通にはそういうものがない」とも指摘。採算の悪い地方路線網などへの公的支援の検討も示唆した。番組後には記者団に「一般財源化がいいか、特別会計を違う形に見直す方がいいか、財務大臣と相談したい」と述べた。

 国内の空港は98ある。06年度実績では、国直轄の26空港だけでみても、22空港が税金投入を除き営業赤字に陥っている。



官僚の利権にメスを入れるJAL公的支援切り札の成否

http://diamond.jp/series/machida/10093/

(コメント)JAL支援で空港整備勘定が縮小されないように、国交省の官僚がデルタ航空に出資させようとして  いたとのこと。それが本当なら、国交省にとっては、日航より特別会計の方が大事ということになる。


日航再建チーム発足 国交相「事業再生のプロに実行可能な案を」

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090925/biz0909252229021-n1.htm


日航:「自主再建は可能」…国交相 海外信用不安解消狙い

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091001k0000m020106000c.html

井戸知事:日航の神戸空港撤退方針を批判 /兵庫

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090929ddlk28010314000c.html
日本航空が神戸空港からの撤退や関西国際空港の国際線の大幅廃止を検討していることについて、井戸敏三知事は28日、「経営が厳しいからもうからない路線を切り捨てるというのでは国民の信頼を失う」と批判した。  井戸知事は、国交相が再生計画を検討する専門チームを設置したことに「民間会社の論理だけで日航のあり方を考えるのはいかがか、ということだと思う」と期待。また関西国際空港についても「関空の役割を国際的な見地から再検討する必要がある」と述べた。【川口裕之】 〔神戸版〕

(コメント)もうからない空港をつくってしまった兵庫県としては、見直しは困るということでしょうが、

  もうからない路線も運営せよということになるなら、いっそ国営にした方がよくねぇ?

  「民営化」「株式会社」「民間企業」って、いったい何なんでしょうね。

  もしくは残してほしいなら、いま着陸料の一部を地元負担することも考えてはどうでしょうか?


世界の主要空港の着陸料比較

http://www.hpmix.com/home/kouichi/R20.htm


空港使用料や着陸料の値下げ検討…国交省

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090929-OYT1T00073.htm