小沢一郎のネット会見評 | ニュースな話題

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<iframe width="312" height="176" src="http://live.nicovideo.jp/embed/lv25848987 " scrolling="no" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"><a href="http://live.nicovideo.jp/watch/lv25848987 ">小沢一郎 ネット会見 民主党代表選挙</a></iframe>


最近、小沢氏のネタばかりですが、代表選中ですし、時の人ですのでえ。



インタビューを聴いていて、質問者のヨイショが若干鼻につきましたが、

新発見がいくつかありました。

(以下、やり取りは正確に起こしきれなかったので、意訳しているところがあります。

 正確にはニコニコ動画をご覧ください。)



Q 小沢氏というと、グランドキャニオンの話が必ず出てくるが、

  あのときと考え方は変わりないか?

A 変わりない。グランドキャニオンはプライベートの行為。

  そばに行けば危ないというのはわかっていること。

  プライベートの行為は自己責任だ。

Q そうした新自由主義的な理念は、小泉元総理が実現してしまったのでは?

A 彼は、プライベートな部分ばかりか、公的な規制・保護まで取っ払ってしまった。

  それはまちがい。

  

Q 沖縄のアメリカ海兵隊についての持論について

A 変わりない。

  ただ、当時の主張のときと若干変わっているのは、アメリカも変わっている点。

  前線に兵力を置く必要性をアメリカが重視しなくなっている。

Q 国連中心主義での集団安全保障という持論について。

A 変わっていない。

  ただ、アメリカを巻き込まないと実現しないと思っている。


Q 海外派兵

A 軍事力だけでは平和は実現できない。

  アメリカ一国だけでもダメだ。

  陸続きのソ連でさえ、現にアフガンに何万、何十万送ってもダメだった。

  民衆の心をつかまないとダメ。銃剣では人の心をつかめない。

  みんなが食えるようになれば解決するというのが僕の考え方だ。

  日本が貢献できるとしたら、彼らの田畑を一緒になって耕すくらいのことを考えるべし。


Q 普天間基地問題について。

A 日米合意は尊重。しかし沖縄が反対なら動かない。現在の状態がそのまま残ることになる。

  アメリカでも文民は心配している。したがって知恵を出せば解決する。

  まずは沖縄とまずすり合わせをすべき。知事などと合意が必要。


Q 予算207兆円の組み換えについて。

A マスコミは絶対できないと思い込んでいるが、それはウソだ。

  政治家が方針を明確に示して責任をとる姿勢を示すことが重要なのだ。


Q 予算編成について。

A 今度の予算編成は民主党が一からつくるもので、民主党の姿勢が試される。

  官僚も今のままではダメだとわかっているが、官僚自身では直せない。

  だから政治家がやる必要がある。


Q 政治主導のために官邸機能をどうするかが重要と思われるが。

A 機能強化より、大臣がしっかりしていることが大事。

Q 総理になって、これは絶対やりたいというのを挙げてください。

  小泉元総理の郵政民営化みたいなことで。

A 中央集権、地方分権の見直しだ。国と地方の仕分け。

  地方にできることは地方に委ねる。

  一方、国は、本来やらなければならないことをもっとしっかりやるべき。


Q 小沢氏の地域主権論に地方は反対しているが。

A 最初はいろいろある。 しかし地域に下ろせば住民の目に届きやすくなり自浄作用が働く。

  (夕張のような)破たんはある程度覚悟しておく必要があろうが、国家機能そのものには

  直接関係ない。


A 介護、生活保護は、実態としてはほとんど地方でやっている。

  厚生省でごちゃごちゃやっているが、そんな必要はない。

  資金をまとめてやるから、地方で知恵出してやりなさいというのが僕の考えだ。

  工夫して働く場をつくれば、社会保障の縮減にもなる。

  医療も高齢化対策も、地域で雇用をつくれば若者も帰ってくる。

  若者が帰ってくれば、高齢者の一人暮らしや、農林漁業、嫁探し… みんな解決する。


Q 田中角栄氏について。

A ひじょーーにいい人です。気が利くし、若い人かわいがるし。

  ただ、こよなく尊敬するし好きだけと、反面教師にしている面もある。

  彼が今の時代総理になればいいという人がいるが、時代が違う。

  かつての高度経済成長時代と違い、社会に様々な矛盾が生じている。

  今はそれを修正していかなければならない。  

  田中角栄氏も、金丸氏も、竹下氏も、足して2で割るのがすばらしかった。

  でも、今はそれでは解決しない。


Q 自社55年体制

A 自社はある意味「地下水脈」でつながっていた。


Q 道州制

A あまり賛同できない。

  基礎自治体の連携でやればすむこと。

  道州制にすればそれをどうまとめるかというところで官僚が出てきて官僚が首長になり、

  事実上、官僚制が復活する。

  カネと権限を官僚から取り上げて地方にわたすことが大事。


Q 視聴者にお勧めしたい書物など。

A 幕末維新ものが好きだ。一押しは小松帯刀。

  筆頭家老として薩摩藩主の信頼を得るとともに、坂本、西郷、大久保を育てた。


Q 公務員制度改革

A 生首を斬る訳にはいかないが、地域で雇用機会つくって地元に戻ってもらったらいい。

  キャリアはこんなにいらない。


Q 記者クラブシステムについて。

  1年ほど前、「総理になっても記者クラブメンバーに限定せず、オープンな会見を続ける」と

  発言していたが、それは変わりないか?

A 変わりない。だから、マスコミに嫌われるのかもしれないけどね。




【感想】

ニコニコ動画のコメントにあったように、ほぼ全て即答というのがすばらしかった。

今まで、小沢氏の記者会見というと、「あ~ う~ 」と間延びする言い方をイメージしていたが、

小沢氏って、こんなにハキハキ答える人なのか!というのが、一番の発見でした。


後半、上杉氏が調子に乗って、「記者クラブ的な」質問を連発していたのには、

さすがに険しい顔になっていましたが。



個別では、グランドキャニオンの一節に関して、私も変質したかと思っていたら、

彼は今も変わっていないと即答した。

個人の自立を一貫して主張していることを改めて理解した。