鳩山内閣の「二重人格政策」が日本の破局を招く(その1)=竹中平蔵
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100113-01-0501.html
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竹中氏の指摘はいつも理路整然として一見して反論の余地がない。
しかし、おそらく多くの国民の心に響かないのだろうと思って読んだ。
それは 多くの国民に 郵政民営化=市場原理主義 と捉えられてしまっているからであろう。
小泉氏や竹中氏の心中、悔しさでいっぱいに違いない。
小泉氏の郵政民営化への強い信念、カリスマ的リーダーシップを
竹中氏が巧みな弁論と理論構築で支えるという2人の二人三脚で、
かつて、郵政民営化という重い扉が開いた。
しかし、アメリカ型市場原理主義が崩壊したかにみえる中で、
郵政民営化は その市場原理主義の象徴として 葬り去られようとしている。
郵便局の一体的運営が損なわれ、職員のモチベーションが低下していること、
郵貯、簡保の外資への売却懸念、かんぽの宿を二束三文で叩き売った問題等々、
郵政民営化の過程で様々な問題が噴出してきました。
そういう流れにも乗った形での郵政見直しとなったわけです。
しかし、葬り去った後に何を構築するのか?
亀井大臣は、昔には戻さないという趣旨のことを述べて折られますが、
実際には竹中氏が書いているような方向に進んでいるのだとすると、
果たしてそれでいいのか、という思いもあります。
「郵政民営化見直し」は、与党の選挙公約であるので、規定路線です。
しかし、なにをどう見直すのかについては、亀井大臣の独断で決めている印象を受けます。
そもそも私は郵政民営化には反対の立場でしたが、
政策論が不透明な中での『見直しありき』には危惧を感じます。