予算編成、財務省ペースに=国家戦略局、準備整わず
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009091900210
予算編成の主導権をめぐり、財務省と国家戦略局との間で綱引きが始まっている。民主党は当初、首相直属の国家戦略局が予算の大枠や重要施策を決定、財務省は査定などの実務を担う姿を想定していた。しかし、2009年度補正予算の一部執行停止では、財務省が具体化を進め、準備の整わない国家戦略局はほとんど関与していない。藤井裕久財務相は、10年度予算の基本方針も財務省が策定する意向を示しており、「政治主導」は早くも看板倒れの懸念が出ている。 「予算の編成権はあくまで財務省にある。その大原則は何ら変わらない」。補正執行停止を決めた18日の閣議後会見で、藤井財務相は戦略局をけん制。戦略局は長期的な視点から助言する機関と強調した。 補正執行停止では、民主党の政策調査会の意向も踏まえ、財務省が具体案を練った。戦略局は閣議決定直前の「閣僚委員会」に菅直人副総理・国家戦略相が出席しただけ。財務省首脳は「今回の決定過程は非常に良かった。今後のモデルケースにしたい」と話し、10月初旬にも決定する10年度予算の基本方針も財務省が策定、閣僚委員会を経て閣議決定する「財務省主導」のプロセスを描く。 戦略局は、設置法が成立するまでの暫定組織「国家戦略室」として発足した。10年度予算の「骨格」策定に取りかかるが、権限は不明確で、手足となるスタッフもわずか数人だけだ。除幕式終了後、旧大蔵省(現財務省)OBで民主党の古川元久事務局長は「官邸主導でトップダウンの政策決定ができるようにしたい」と意気込んだものの、「何もなくて、がらがらだから」と室内の公開は見送った。(2009/09/19 時事ドットコム)
<スコープ>主要な議員、政府や国会に 菅氏の国家戦略室 人材集めで奔走
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009091802000095.html
行政刷新会議と並んで、鳴り物入りで創設された国家戦略局。
しかし、制度設計が遅れている間に、閣僚人事、党役員人事で機先を制せられ、
所管業務では同僚の藤井財務大臣、岡田外相と綱引きを演じるなど、早くも壁にぶち当たり、
国家戦略局が骨抜きになりそうな気配を感じます。
管さんは相当焦っているんだろうなぁ…
そもそも、
国家戦略局は当面、予算の骨格を議論すると言われているが、
『国家戦略』と銘打ってまでやるにしては、仕事が小さすぎやしませんか![]()
もっと、他省庁にまたがるような、大きな枠組みを 大所高所から議論すべきではないか。
例えば、次のようなテーマ。
少子・高齢化への対応
日本の活力が失われてきているのは、まさに、少子・高齢化が要因の一つ。
これまでも少子・高齢化社会への対応は行われてきたが、少子・高齢化に歯止めをかけることは
できていない。
民主党の重要政策の「子育て支援」や「年金改革」もからむ問題でもあるから、
少子・高齢化への対応について、大所高所から議論し、大方針を打ち立ててはどうか。
中長期的な経済・雇用対策 (デフレ対策・働く場の確保)
経済の低迷で、特に、地方、若者の働く場が失われている。
景気対策が何度も打ち出されてきたが、有効な解決策は見出せていない。
特に、ここ1年の経済情勢が激変し、外需依存型経済が挫折した中で、
働く場の確保は、単に、経済・雇用対策にとどまらず、国の在り方をも左右する重要テーマと思う。
民主党の重要政策『地域主権』も当然からんでくる問題であるから、国と地方の在り方を論ずる
中で、地方における働く場の確保を作っていく政策を議論し、方針を打ち立ててはどうか。
地球温暖化、宇宙政策、資源外交、エネルギー戦略
地球温暖化は、環境省主導でやってもいいが、なにせ弱小官庁。
『格上』の経産省は、財界寄りの立場をとるだろうから、本気で協力してくれない可能性がある。
だから、国家戦略局が方針を打ち立てることにより、引っ張ってあげてもいい。
宇宙政策の一元化は前原国交相が表明したが、相当多くの省庁がまたがっていて、
権限争いになる可能性もある。国家戦略局で引き取って整理してもおもしろいと思う。
資源外交、エネルギー戦略は、言わずもがな、国家戦略として重要です。
中国やアメリカ、ヨーロッパは、首脳外交、得意分野での支援によって、中東、アフリカに着々と
布石を打っています。
「日本版NASA」構想、前原宇宙担当相が表明
http://www.asahi.com/politics/update/0917/TKY200909170399.html