「提出できるわけないじゃん」と言われて

提出物を出し切らせたいと思って始めた取り組み。

提出物を全教科の先生から聞き取って集約し,excelで一覧表にまとめる。

提出済みのものは塗りつぶす。

 

出ていないものが生徒にすぐわかるように。

提出物を出したら枠を塗りつぶしたり完了シールを貼ったりして達成感を持てるように。

次は提出日を守って提出しようと思ってもらえるように。

 

正直ここまですごく時間とエネルギーを要しました。

 

だから「先生が書いてくれてないから提出できるわけないじゃん」と最初に言われて感じたのは大きな徒労感。

そのあとすぐ彼女は教室を出て行ったのですぐ話はできませんでした。

 

でも、3つのことを学びました。

 

1つ目 情報は正確に生徒に伝えること。
2つ目 段取り先生ではいけないということ。
3つ目 やみくもに時間とエネルギーをかけても無意味だということ。

 

1つ目は言わずもがなですね。不正確なものは不信感をうみます。

ここは素直に反省し,再びがないようにしています。

 

2つ目はなかなか治らない癖でした。

『こうすれば生徒が(失敗せずに)できるようになるのではないか?』

という思いから,生徒ができるようになってほしいことを1から指示していました。

 

生徒もクラス内でうまくいかなかったり,失敗したりすることは嫌でしょうが

それに事前に口出しをして指示を出すと

自分で考えて行動しなくなったり

責任転換する思考回路になったりするなぁと実感。

 

3つ目は 

生徒にできるようになってほしいこと と 生徒ができるようになりたいと思っていること

これが合わない中でどんなに時間やエネルギーを費やしてもいい結果にはならない。

これが分かって行動ができるようになると,日付が変わる前に学校を出られるようになりました(笑

 

 

ちなみに,なんとかAさんは修学旅行後に提出物を出し切りました。

 

終わり