GWの初日ということで、あちこちでいろんなイベントをやっていました。午後じゅうずっと仕事をしていたのですが、日が傾きかけた頃ふらりと街に出て、街角で演奏している人たちの音楽を聴いてきました。


 やっぱり生のライブはいいですね。ガンガン大きな音を出してても、それが全然耳障りじゃなくて。明るい太陽の下で楽しそうに演奏している人たちを見ると、こっちまで楽しくなってきます。


 聴きながら、やっぱりダイレクトに芸術に触れるというのは大事だな、と思いました。

 見ている人たちの顔は、期待感とどこかほっとした表情の中間ぐらいで、いまこの空間には人生の痛いことも怖いこともやってこないと確信している顔でした。皆がこの場を、幸福な気持ちという共通項でシェアしているようでした。

 時折爽やかな風が吹いて、その風にまた音色が乗って。とても満ち足りた時間でした。


 歌が人を救う、というのはあるのだな、と思いました。奏でる人と聴いている人たちが一体となって作り出す場のエネルギーというものは、人の営みの産物の中で最も美しいものだと思います。それはたしかに誰かを勇気付け、笑顔にする力を持っている。そう確信しました。


 音楽はやはり人生にとって必要です。これからもときどき、生のライブを聴くようにしないと。