最近息子の舌が段々大人になってきて、徐々に辛いものも食べられるようになってきた。昔はバーモンドカレーの甘口しか食べられないお子ちゃまだったのにね。

 で、毎晩作ってる料理も、それに対応しつつある。ピーマンの細切りをキムチの素で和えたものとか、いわし明太とか。いわし明太はほんともう、個人的にミシュランに乗せたいくらい美味いのである。


 で、これは大丈夫かいなと先日作ったのが、マイタケのマヨネーズ炒め。最後にサッとお醤油を回しかけて。

 うちではずっとキノコといえばシイタケかシメジだったのだが(マツタケ? なにそれ、土瓶に入れるやつ?)、初めてマイタケをサイドメニューに登場させた。結果は好評。うん、美味しかった。少し癖のある味と風味がまたよろしくて。あんまり美味しかったんで昨日はカレーにも入れたほどである。


 実はいままで食卓には登場しなかったものの、興味はあったのだ、マイタケ。アンドルー・ワイル先生の『癒す心、治る力』(角川文庫ソフィア)に「治癒力を高める天然の強壮剤」として紹介されているのを

読んで以来気になっていたのである。

 それによると、マイタケ・エキスにはひょっとしたら抗がん作用と免疫強化機能があるかもしれず、この作用は他のキノコと比べて強力な気がする、ということである。本当はもっと断定的に書いてあるのだが、薬事法および例によってアメブロの検閲に引っかかるといけないので、曖昧に表記しておく。


 キノコがガンや免疫不全にいいかもしれない、というのは、いろんなところで言われている。シイタケも日に当ててビタミンDを増やすと良いとかね。まぁ中には怪しげななんとかとかありますけど。

 そういうのをきくと、やっぱり毎日の食卓に、ちょっとキノコをプラスしようかなとか思うわけですよ。息子の健康もそうだけど、自分もそろそろ人生折り返し地点だし、やりたいことはもう山のようにあるし。


 ただキノコ料理は、マイタケ炒めなんてまさにそうだけど、酒のつまみにぴったりなので、ついつい「あて」の感覚で作ってしまう。実際、つまみにはとてもよいのだ。しこしこした食感も面白いし、濃い味付けができるし、それでいてカロリーはゼロだから。


 とにかく、マイタケ、これから我が家のメニューにちょこちょこ登場しそうである。ちなみに原産は日本で、名前の由来は「見つけた人が舞い上がって喜ぶ」からだそうな。アメリカでは「森のメンドリ」と呼ばれているそうである。