息子の学校のPTA総会に行ってきました。

 年に一度、毎回「時間の無駄だなぁ」と思うときです。義務だから行きますけどね。あれは意味があるのかなぁ。


 やってることは、執行部が作った案を読み上げて、それに会員(保護者)の承認をもらうということだけです。新しい会長も役員も、旧執行部が決めて「もし皆さまからご意見がないようでしたら、私たちが推薦する○○さんを会長にと思いますが、いかがでしょうか。ご承認くださる方は拍手をお願いします」

 承認も何も、新しい会長候補の人となりも実績も、何も情報がないんですけど。でも僕も含めて皆拍手するんですよね。早く終わってほしいから。


 まったく、あんな細かい会計報告とか、誰も聞いてないって。

 「この2504円とあるのは実は2536円の間違いですので、訂正をお願いします」と言われても、誰も書き込まないし。みんないつ終わるのかなと、そればかりしか考えてないから。それが延々二時間半。

 今回の震災で日本人の我慢強さが世界中から賞賛されたというけれど、PTAの役員以外は大して意味のない内容の会議を、いい大人が何百人もじっと体育館に座って我慢してるというのも、外国からみれば日本人の奇異さに見えるんじゃないでしょうか。


 どんなにつまらなくても規則に則り、構成員全員から承認を得て事業を進めるために必要な手続きだという理屈は分かります。ただ、そのお題目にこだわり過ぎて、やってることはアナログであんまり民主的じゃないと思いますけど、皆さんそう思いませんか。

 総会中に新役員から旧役員へ感謝状の授与とか、やる必要あります?


 土曜日なんてサービス業の人は稼ぎ時なんだから、わざわざ決まった時間に保護者全員を集めようとかせずに、承認が必要なことはサイトの専用ページを作ってPCや携帯で見られるようにして、一つ一つの議案について端末から承認ボタンを押せるようにしたほうが、よほど生産的だと思うんですが、いかがでしょうか。


 でも国選や地方選でさえネット投票がまだ出来ないくらいだから、学校のそうしたことがデジタル化されるのは、まだまだ先になるかもしれませんね。