まったくまだお腹の調子も治ってないというのに……災厄が降ってきました。具体的なことは書けませんが、さぁ集中して書くべと思った矢先に走り回ることになりまして。痛む喉と胃を押さえながら帰ってきたときにはとことん消耗しきっておりました。ああいうときは世界中で自分がいちばん不幸に思えるんですよね。段々街が暗くなっていく中、ぽつぽつと点きはじめた車のライトまで自分を責めているように見えるからどうしようもない。


 帰ってきて打つだけの手は打ったんですが、それが面白いくらいにすべて裏目に出て、回り中の空気からじわじわと締め上げられてる気分でした。もしもうちょっと若かったら喪失感に耐え切れずに、そのへんのものを壊して回ってたかもしれません。


 今日はもうあかん、寝ようと思って布団を敷き、いつものように枕元に本を用意して読み始めたんですが、このままだったらとても眠れないと思ったんですね。心がざわついてどうしようもない。自分がひどくちっぽけで、すごすごと眠りの世界に逃げ込むのが、自分でどうしても許せなかったんです。


 で、もう一度起きて何をしたかというと、自分の創作物に頼ったんです。といってもそんな状態で書けませんから、既に書き上げた作品を動画用に再編集する作業を、眠くなるまで延々とやってました。おかげさまでようやく落ち着いて眠ることが出来ました。


 精神的に辛いとき、助けてくれるのは家族でも恋人でもお金でもなくて、自分を自分たらしめている根っこのようなものしかないと思うんですよ。世界を全部失っても、俺にはこれが残っていると言えるような。

 たとえ友人や家族や社会や、それまでの自分自身に裏切られても、その根っこの自分だけは絶対に裏切らない。絶望と唯一闘える札があるとしたら、それしかないんです。僕もそれに助けられました。というか、なければおそらく闘えなかった。


 お金にすがって生きたり、家族が生きがいだったりする人を否定するつもりはありません。ただ、世界は簡単に、あっという間に壊れます。そのときに踏ん張れる軸が何なのかは、知っておいたほうがいいと思います。俺にはこれがあるんだというものを。















#twnovel  

 あの個室って、ほんとうに居心地いいんですけどねぇ。

【自立】ほら、もうこんな遠くまで来れたよ。まだ少し不安だけど、敢えて君のことは思い出さないようにしてる。昨日までの僕は泣いていた。君と離れることなんかできないって。でもこの心地良さから離れなきゃ、僕はずっと自立できない。さよなら。また時々来るからね、トイレくん。