映画『五月の雨』観てきました。

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製作総指揮の熊上崇さん(和光大学教授)と田中優子さん(法政大学名誉教授)のトークも聞けました。


身体的暴力もなく、大声で怒鳴るでもなく、言葉遣いも乱暴ではないけれど、配偶者の言動に恐怖を感じ、自分の意見を言えなくなり、配偶者の言うことに従うようになる、DVとはこういうものだということが、ドラマ仕立てでよくわかります。
DV加害者が、自分の言動になぜ相手は恐怖するのかわからないという無自覚さも知ることができました。
また、家裁の調停委員や裁判官、弁護士もDVを理解していなくて、被害者を追い込んでいく様子も「あるある」な展開でした。

国会質疑やDV被害者のインタビューを通じて、離婚後共同親権制度の問題点が、DV加害者個人の責任ではなく、家父長制やジェンダー差別の構造にあることもわかるようになっています。
同時に、離婚後共同親権制度の導入に反対する弁護士や支援者に対する攻撃の酷さも指摘され、推進派や自民党が、女性を押し込める家父長制を維持したい人たちなのかが伝わってきます。

学びがたくさん得られる映画でした。司法関係者はとくに観たほうがいいと思います。家裁の調停委員や裁判官、調査官の研修として必須にできないですかね。離婚調停や面会交流調停を担当するにあたって前提としてほしい知識です。