ドクターズレストラン | セイントボイス

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大分県日田市の特定医療法人「聖陵会」スタッフが、日々の出来事を綴っていきます。
「聖陵会」は、救急指定病院「聖陵岩里病院」、「聖陵花月クリニック」、介護老人保険施設「聖陵ストリーム」、こども発育支援センター「銀河」を運営しております。

「○○大学病院の糖尿病カリスマ医師が考えた○○定食」・・・こうした‘医師のお墨付き‘料理を出すドクターズレストランが昨年から都心部を中心に増えてきた。医療費削減、予防医学の一環としてこうした専門医がメニューの企画に参加し、食材を厳選した腕利きシェフにより‘美しく、おいしく、心と体に優しい料理‘を提供するものである。生活習慣病、メタボリックシンドローム、ダイエット、アンチエイジング、美容に最適とうたっている。コンビニやファミリーレストランは24時間開いていて、どこでも簡単に空腹感を満たしてくれる現代、数ある食品の中から体にとってよいものを選んで食べることが求められています。治療食、予防食といってもおいしくなければ長続きしないでしょうから、‘おいしさ‘まで制限する必要はないわけで、そういった意味合いでも理にかなっています。しかし、食事は一日3食、そして休みなく毎日とっていくもので、経済的な水準や価値観の違いがそれぞれ生じてしまい、国民に浸透することはないもののようです。こういった流行で国民生活に刺激を与え、不況でも、物価高騰でも、食材を自ら厳選し、調味料をどれだけ使ったか目で見て解るような食生活を各個人が送れば、それが予防医学に繋がるのではないでしょうか?便利さだけを追求することが、人間の怠慢さを助長し、さらに病気を引き起こしている。この悪循環を何とかしないと、医療費はもっともっとかさんでしまうのでしょうね。栄養士もカロリー計算と、コストと、色合いのみを追求せず、おいしさを全面的に追及できたらもっと楽しいのでしょうが・・・