家族の信頼関係が崩壊した我が家。

機能不全家族になりました。






家族再生のきっかけとチャンスを与えてくださった
我が家の救世主。





進撃の巨人。





諫山創先生による人気漫画。







ついに、本日9日 「別冊少年マガジン」の

5月号で、11年7ヶ月の連載に幕を閉じることに

なりました。








息子が2016年 6月に不登校になり、

私達 親の対応のまずさ。 

数々の失態。

その度に息子は、親に失望し、

遂に感情を表さない。

何も求めない。




拒絶が始まりました。





学校に通って欲しい。なんて、

夢のまた夢。




人間らしさを取り戻して欲しい。




まずは、そこから。




究極の状態まで、行き着いてしまいました。





どん底でした。 





何か話そうと口を開けるだけで、

涙が溢れて。こぼれ落ちていました。





そんな我が家にある時

一筋の光がさしました。




息子から、歩み寄ってくれたのです。




何ヶ月も聞けなかった息子の声。




「進撃の巨人の単行本を買ってきて欲しい」




その日を境に息子は、徐々に心の壁を

開いてくれるようになりました。



それから、数ヶ月事に発売される単行本を

頼まれて、繋がりが出来ていくのです。



しばらくすると、息子は何故に読み続けるのか。

興味がわいて知りたくなりました。

お母さんにも貸してくれないかな。

と、伝えると次の日 単行本を手渡してくれました。




最初は、読むのが正直怖かったのです。

グロテスクな描写と、少年漫画。

私に読めるかな。 




しかし、読み進めるうちに私は、あっという間に

心を掴まれてしまいました。




そこには、想像をはるかに超える世界観。

魅了されました。





読んでみてどうだった?




息子が感想を聞いてくるようになりました。

私と息子の間に共感が生まれ、

心の距離がちょっとだけ縮まっていくのが、

嬉しくて。

泣きました。


  



ある時、私が仕事から帰ると

2階の自室から降りてきて、

一緒に見て欲しい。と言ってソファに座り、

ビデオの録画を再生し始めました。





テレビアニメで放映されるようになり、

season 1から season 3までを

録画していたのです。

録画していることを私は、知らなかったのです。





その頃は、自室にずっと引きこもり、

姿を見せない頃でした。



自分で、放映日を調べて、

主人や私 長女が外出している時に部屋から

出てきて、録画してたんだとわかった時、

切なくなりました。




その日から、息子は私が仕事から帰ると、

今 時間 大丈夫?

一緒に見よう。と、言ってくれるように

なりました。




時には夢中になりすぎて時間を忘れ、

5時間近く 見続けたり、

考察したり、無くした時間を取り戻すかのように

側にいて、たくさんの事を話してくれるように

なりました。





進撃の巨人は、

不登校中の息子のよりどころであり。

支えであり。

心の光だったと思います。




そして、私の心も。

私の家族も。

救ってくれた我が家の救世主なのです。





その連載が、遂に終わりを迎えてしまいました。




息子は、いち早く電子書籍の方で、

最終回を見たようです。

私は、もったいなくて まだ読めません。



感想を聞くと、



ハッピーエンドかバッドエンドか。

報われるか 報われないか。

立場が違うと受け止め方も違うよ。



と、ハッとさせられる言葉を教えてくれました。





今日は、どうしても 最終巻が欲しくて、

息子と、本屋さんをはしごしました。




我が家の住む街には、本屋さんが1軒しか無く、

隣町まで足を伸ばしましたが、見つからず。




どうするか迷いましたが、時間もあるし。

県庁所在地まで出向き(笑)。

息子と2人 久しぶりにドライブしました。



色んな事を話しました。

今は、この時間が大切でなりません。

もう少し、子供達が巣立つ前に

このときに浸りたいと願う私です。






作者の諫山創先生。スタッフの皆様。

アニメの制作会社 WIT STUDIOさん

MAPPAさん


オープニング曲 エンディング曲を提供された

アーティストの皆様。


声優の皆様。


講談社の皆様。



進撃の巨人に携われた全ての皆様。






「家族」を再び 取り戻す事ができました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。






余談です。





最終巻は、買えなかったですが、



私の大好きなリヴァイ兵長に出会いました(笑)





今秋のfinal season。



家族と楽しみに待ちたいと思います。