今日3月11日は、赤ちゃんの命名書のお届け日でした。
今シーズンは寒さが厳しく、春が来ることを想像することも、想像する気さえ起きない冬でした。しかし、赤ちゃんのお名前や様々な文字を書くと、心の温度に比例して体はあたたかく、一層書くことに集中できたように感じます。
命名書のお届けの後、ふとアトリエの庭に目を向けると、夕陽を背負った小さな芽を見つけました。春が来ることを想像する間もなく、春がそこに居たのです。
季節や時間に置いて行かれないように、想像して創造する。うまくいかなくても、いびつでも構わない。自分が旅立つ時に愛着が持てる人生を。
2018年3月11日 祈りと誓いを込めて。