昨年9月から会津33観音めぐりが始まりました。
この旅は、歴史と文化の探訪と震災の追悼の思いとともに旅をしています。
会津美里町にある23番・高倉観音堂は、会津本郷焼が有名な地域です。
しかし今年はクマの被害が深刻で、基本的に一人旅の私は、2日ほど登ることが出来ずにいました。
この日は取材の方が同行してくださり、心強い観音講とともに山を登りました。
登って間もなく、右手から「ガサガサ~」という草の音がして、ついにクマが出たかと思いきや、ヘビが出現。
さらに数歩進むと、ハチが警戒して飛び回っています。
途中幾度となく叫びながらも到着したお堂は見晴らしが良く、会津美里町の美しい田園風景を一望することができました。
それでも容赦なく飛び回るハチ。
格闘する私。
高倉には生き物たちの生命を感じ、墨や筆、紙も自然界の命を使わせていただいているということを実感した旅でした。