本日、KHB東日本放送「スーパーJチャンネルみやぎ」で雄勝町を訪れた時の内容を放送していただきました。
震災直後から、雄勝町を訪れるまでは、福島を自分なりに表現して伝えることで精いっぱいでした。
夢中で福島の美しさを探し作品に表現するうちに、県外、日本国内外の方に作品を見ていただくようになり、福島で生活している者としての伝え方の他に、日本人として何が伝えられるかを考えるようになりました。
日本の和紙、筆、墨、硯、そして心。
今後、書道を続ける上で大震災は決して忘れてはいけない、そんな気持ちから雄勝町の硯に会いたい思いが強くなりました。
600年の歴史、それを繋いできた、繋ごうと必死な職人の方々の前で、私はあまりにも無力ですが、被災硯を家で眺めていると、大きな志を感じ、鎧でもあり剣のようでもある勇気に似た感覚をおぼえます。
私は福島県在住のため、まだ放送を見ておりませんが、宮城県の方々からいただいたメッセージを拝見し、エールをいただきました。
本当にありがとうございました。