今年も暑くなってきました。
8月6日が段々と近付いて来ました。
今年はその原爆の日にカープ戦が広島であるのはご存知ですか?
今までカープ戦がなかったのはご存知ですか?
今年は8月6日という日を
今までと違う想いで迎えることになりそうです。
広島は、1年で1番、静かな1日を過ごしてきました。
蝉の声が耳の奥まで届いて
想像するのは
赤い炎に包まれ、何もかもがなくなった街。
爪から皮膚をぶら下げて、幽霊のように歩く人。
黒い雨。
熱くて、水が飲みたくて、川に飛び込む人。
呻き声と、家族を呼ぶ声。
皮膚が焼ける匂い。
何度も足を運んだ資料館で私がいつも長い間見るのは
熱で骨も溶け、人間の欠片さえないのにも関わらず
そこにいたはずであることを示す
階段に残った人間の影。
広島という街は一瞬で地獄になったそうです。
そんな日に、広島駅で被爆した祖父。
そして、祖父のアルバムが実家にありました。
ボロボロだけど
確実に残ったモノ。
赤ちゃんの祖父。
軍服の祖父。
父の父であった祖父。
色んな祖父がいます。
ある理由があり、亡くなった祖父のアルバムを探してもらいました。
その理由はまた追って書かせていただきたいと思います。