【酒と食・11】保存料 | 沖縄パチスロ放浪記

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東京でのスロプ生活に飽きて、2010年から沖縄に移住。

日々の生活を、酒を片手に、徒然と。

前の続き。

 

旨味調味料と同様に良く叩かれるのが、食品添加物。こっちに関しては、俺の考え方は、旨味調味料とはちょっと違う。入っている食い物を蛇蝎の如く嫌うってところまでは行かないけれども、なるべくなら取りたくはないかな、と言う感じ。

 

調味料は、読んで字の如く、「味を調える」為の物だ。で、この味が好きだから、使う。だが、添加物は味の為じゃない。例えば、保存料。これは食中毒を防ぐ為に使われるもの。なるべく消費期限を延ばす為でもある。これを入れれば味が良くなる、ってものでは勿論無い。味は変わらないか、多くの場合は落ちるんじゃないだろうか。俺は保存料そのものを舐めたことは無いから分からん。

 

出来れば、保存料が不要な、新鮮な状態で食えば良い話。これは皆そうだろうと思う。保存料の味が好き、なんて言う奴はいないはず。皆も、保存料の味ってどんな味なのか自体、知らないだろう?保存料は苦いとか酸っぱいとか、表現できる奴、いる?

 

保存料と言うもの自体がスーパーで販売されている訳ではないから、食品メーカーの関係者以外、保存料そのものの味は分からないと思う。なので、味の為でも栄養の為でもないのならば、食わなくて済むなら出来れば食いたくない。

 

保存料の必要性、意義は、勿論理解している。食中毒が健康に及ぼす害と保存料を摂取した時の健康被害、これを比べると、圧倒的に前者が恐ろしい。食中毒による死者のニュースなぞ、頻繁に耳にする。つまり、保存料が入っていることで多くの命が救われているとも言える。

 

保存料を不使用にして消費期限を短く設定して食の安全を守る、と言うのがベストなのかもしれないが、これは財布に跳ね返って来る。売る方としては廃棄ロスが増えるのだから当然だ。つまり、保存料には、食品の価格を下げて経済弱者を救う、と言う効果もあることになる。一概に保存料は悪とは言い切れまい。

 

こちらの記事も面白い。長いと阿呆は読まないので要約すると、保存料不使用と書いてあっても、ph調整剤と言うのは使われていたりする。これも保存を延ばす為のものだが、保存料とは表記しなくても良いらしい。だから、使っていても保存料不使用。

 

ところが、素直に保存料を使った方が、体に害を及ぼす可能性の成分は、ph調整剤を使うよりも低い、とのこと。まあ、どちらを使っても、食塩が及ぼす害と同程度なんで、気にする必要は無いそうだ。

 

なので、保存料のデメリットとメリットを考えると、どう考えても後者が大きい。どうしても摂取したくないという神経質な奴は、そういう商品を高い値段を出して買えば良いし(それで食中毒にでもなれば本末転倒なのだが)、気にしない奴は、保存料を使っていても安い商品を選べば良い、それだけだ。俺は後者だね。値段が同じか安いなら前者を買うかも知れんが。

 

(続)