沢山の人に会うのですがある程度傾向が分かれます。
出来ない理由を知らず知らずドンドン並べ立てていませんか?
または最初から出来ないと決めつけていませんか?
「枠はない、自分を活かすのは自分」です。
せっかくの才能が埋もれる環境を作るのも自分です。
決めたことをやらないのも自分です。
結果が出ないのも自分です。
そんなヒトは
必ずと言っていいほど先伸ばしするクセがあります。
もうひとつは頑固。
この二つはおおいに結果を鈍らせます。負のスパイラルの原因にもなります。
まずは先伸ばしを改善しましょう。
I'll Do it Tomorrow
ぐずぐずと先伸ばしにする現象を心理学の用語で「プロクラスティネーション」と言います。
やるべき事を後回しにする傾向があると必ずそのつけは回ってきます。
先伸ばしは
①経済的なペナルティをもたらす
②健康を危険にさらす
③人間関係に害を及ぼす
④仕事を失う
⑤チャンスを逃す
「プロクラスティネーションによって幸福が大幅に削がれる」カールトン大学(オワタ)心理学者ピチル(timothy A pychyl)
専門家の試算では40%の人がぐずぐず先伸ばししたせいで金銭的な損失を経験しており、中にはもっと深刻なケースもあるそうです。
2006年に行われたオンタリオのウインザー大学の心理学者シロワ(Fuschia Sirois)は254人の成人を対象とした研究で先送りする人は時間通りに完了させる人に比べて、ストレスの度合いが高く急性の健康問題を抱えていると報告した。
ぐずぐず先伸ばしする癖のある人は健康診断を受ける頻度が低く、煙探知機の電池を交換すると言った簡単な作業を後回しにするために家庭内の事故を起こしやすかったという結果もあります。
参考までに
カルガリー大学の経済学者スティール(Piers Steel)はある仕事のユーティリティ(ある仕事がある個人にとってどの程度望ましいものかを示す尺度)を定義する数式を導きだしました。
ある仕事のユーティリティ(U)
ある人がその仕事をすぐにやる可能性はどれくらいかを導き出す4つの基礎的要素を思案した。
(E)期待(V)価値(D)報酬(R)遅延傾向
U=(E×V)/(R×D)
先伸ばしをして成功の確率を上げるのは厳しいです。
仕事と心のバランスも考えながら
タスク管理をキチンとしましょう。
そして日々の習慣づけ
日にちを具体的に決める
これだけでも先伸ばし回避に効果があります。
自分で自分を潰さないように。
先伸ばしと頑固は共存かも知れません。
先ずは真摯に取り組む姿勢が大事です。
先のばしの癖は必ず(かなりの高確率で)自分が苦しみます。
これをやめるだけで仕事をはじめとしてプライベートも滞りを改善できると思います。
出来ることから改善です。
メンタルケア起業家ハリマオセイニー