ただいまの季節、孟宗竹などの筍が採れる時期です。
東北以南の地域では缶詰屋のような個人向け受託缶詰屋が少なく、仕方なく自分で瓶詰めにして保存しようと試みる方が多いと思います。
かくいう缶詰屋のブログ検索キーワード、ここ1ヶ月の上位は下記の通りでした。

缶詰屋も値上げが続いていることもあり、自分でやったほうがいいとお考えの方もいらっしゃると思います。
缶詰はさすがに無理でも、瓶詰めなら…と。
キーワードに多い「濁る」原因はいくつかありますが主に2つ。
・竹の子の鮮度が落ちている
→ぬめりが発生して水が濁る。何度水を変えても同じ。
・アク抜きが足りない
→アミノ酸の一種チロシンが茹でた時に十分に抜けきれていない。
茹でて皮剥きした後にアク抜きが足りない。
また「瓶詰 腐る」の原因については、完全に殺菌時間不足、と思います。
常温で保存できる竹の子の瓶詰等の殺菌時間は、食品の殺菌時間目安の中では「芽胞細菌」を死滅させる温度と時間が必要です。
例えばご家庭で殺菌する場合、常時沸騰したお湯100度で殺菌する場合、最低でも必要な時間は400分(6.6時間)です。
沸騰した状態をこの時間継続しなければ、安全基準をクリアできません。
大抵の食品加工業者は、これ以上の殺菌を行います。
また缶詰屋では前処理の加熱も行っているので、この殺菌時間だけでは不十分と思います。
ご家庭で同条件で殺菌することは非常に難しいですので、昨今YouTubeなどでも家で殺菌できる方法を紹介していたとしても「念のため要冷蔵で」と条件がつくことが多いのはこのためです。
缶詰屋のように保健所の許可を得ている施設では、この殺菌条件をクリアする設備を保有して殺菌しています。
今年も缶詰屋の瓶詰加工料金はだいぶ高くなっていますが、その設備費用、かかる経費等を考慮していただければ何より…と思い、今回ご紹介しました。
最近では、遠方の方からも「詰める作業代(人件費)」を別途頂戴して受託することもございます。運賃往復かかるのと、条件がいろいろあるので(販売と個人消費では条件大きく異なる)、ご相談の上でお受けしています。とても高いものになりますが、常温保存できる加工品は大変喜ばれています。
※業務用OEMはお受けしておりません。
ご興味のある方、ぜひご相談ください。