昨日の夜11時過ぎにケルンからフランクフルトに戻ってきたのに、翌朝にはもう別の都市へ
ハードスケジュールだぁ‥(遠い目)
‥まぁ、僕が計画したんですけど。
本日向かうのはニュルンベルク(Nürnberg)
バイエルン州にあるニュルンベルクは、内陸交通の要所であり、南ドイツの商業の中心地として栄えました。
ナチスドイツの第三帝国時代には、この地でユダヤ人の絶滅を定めたニュルンベルク法が制定され、ナチスの聖地となりました。
そのため、第二次世界大戦で敗北後にはニュルンベルク国際軍事裁判が行われました。
ユダヤ人に対する差別はタブー感が強いのですが、それに比べてアジア人・黒人に対する差別はまだまだ欧米で根強いと思いますね。
特に、ドイツでは積極的な移民受け入れに対して反動的な極右勢力か台頭しているくらいですからね。事実、職を奪われたり、治安が悪化したりするのでしょう。
それはともかく、本日も鉄道を使って目的地に行きます。
ニュルンベルク中央駅まで、乗り換え無しでICE(インターシティエクスプレス)で行きました。帰りも同じです。
出発は06:21発08:27着、帰りは21:31発23:40着です。 だいたい、2時間くらいですね。
今日は昨日のケルンと違い、乗り換えがないので 遅延されてもそこまで困ることはないです。
‥なんせ、めちゃくちゃ朝早く出て、帰ってくるのも深夜ですからね。
同じようにこれもドイツ鉄道(DB)のサイトから事前に購入しました。3人で119.40€なので、1人39.8€=約4,870円ですね。
特に理由はないのですが、座席指定はしませんでした。‥まぁ何だかんだ座れるだろうという見込みもあったので、節約。
まぁ、満員だったら立たないといけないので、心配性な方やハイシーズンである夏などは、座席指定しておくのが賢明ですね。
こうやって直通かつゆとり持ってる時に限ってちゃんと定刻通りに来るの腹立つわ 笑
どうやら、僕たちが乗る列車はハナウ・ニュルンベルク中央駅・リンツ中央駅を経由してウィーン中央駅まで行くみたいですね。
懐かしいなウィーン。言うて行ったの2年前やけど‥。
ちなみに右下にあるABCとか1🍴2とか表示されているのは、それぞれ区画されたエリアにどの車両が停まるのかを示したものです。
朝早かったけど、ちゃんと起きれた〜
別に座席指定してないので二等車のどこでもいいのですが、3人分固まって空いてるところを探すのは難しい。
少し離れても問題ないなら余裕です。
座席指定されているのか否かは、座席の上にある表示で分かります。
例えば、これらの席はハナウからニュルンベルク中央駅まで予約されていますね。
着いたぜ、ニュルンベルク駅
フランクフルト中央駅と正面から見た外観は
ぶっちゃけ早く着き過ぎてもダメなんですよね。お店や観光地がやってなかったりするし。
それとアホ寒いので、暖房の効いた駅構内で軽い朝食をとりました。
構内には鉄道模型もありました。
タバコの自販機?かな。ぼろぼろやん
どこに行ってもだいたいサンドなら売ってるので、食べる機会が多い。
その後は、市内の中心部へと向かいました。
駅から出るとすぐに城壁が見えます!!
さすが、城塞都市ですね。いかにも日本人がイメージするような中世ヨーロッパ感!
よくある異世界転生モノのアニメやファンタジー系RPGに出てくる街並みのようですね。
もはや魔法使えそう🧙♀️
たまたま見かけたのですが、ツーリストインフォメーションセンターがあったので、そこで地図をいただきました。
日本語の地図は非常に助かります。
ツーリストインフォメーションセンターから北西に進むと、職人広場から中央広場(Hauptmarkt)に伸びるケーニッヒ(König)通りがありますので、それに沿って北上していきます。
ちなみに、ケーニッヒ(König)とは、ドイツ語で国王を意味します。
ここがいわゆる目抜き通りなので、特に目的地を定めていないならここを通るべきかと思います。
フランクフルトと違って、近代的な建築物が見当たらないので、良いですね〜
今日の一番の目的であるニュルンベルクのクリスマスマーケット🎄
どうやら11月29日から12月24日にかけて行われるようですね。クリスマス当日はやらないんですね。
まぁ、長めの前夜祭的な? 笑 盛り上げまっくて、当日を迎えようってことかな。
歩いていると、もうすでにたくさんの店で賑わっています。
少しケーニッヒ通りを歩くと、右手に聖ローレンツ教会があります。
料金は2€でした。
前日にケルン大聖堂を行ってしまうと、イマイチ迫力には欠けますが、荘厳な雰囲気を感じられるゴシック建築でした。
最初入り口が閉まってたので、入っていいのか分からず、恐る恐る開けました 笑
さらにケーニッヒ通りを進むと街を東西に横切る川があります。
川の名前はペグニッツ川
中世から経済的な生命線になっていたようです。やはり、運河といい港湾都市といい水があるところは栄えますね〜
川を渡ると、間も無く中央広場(Hauptmarkt)に着きます。
そこには、市庁舎や「聖母教会」、金色に輝く尖塔、「美しの泉」があります。
↓聖母教会↓
神聖ローマ帝国の皇帝カール4世が建築を命じたという。
建物の正面には、からくり時計がついていて、正午になると動きます。ただ、クリスマスマーケットでただでさえ混み合っているのに、さらに人が集まると大変です。
中は他のニュルンベルクの教会のように荘厳な雰囲気でした。正直、ここが違うとかここがすごいとかはよくわからなかった 笑
入り口は建物正面ではなく、正面から見て左側にあったと思います。
入場料はありませんが、2€の寄付が推奨されていました。まぁ、払わないからって邪険にされることはありません。
中央広場の北側には、市庁舎(Rathausplatz)があります。
市参事会の本拠地である市庁舎は、その都市の繁栄を示すシンボルらしいです。
また、中央広場の北西には聖ゼバルドゥス教会(ゼーバルト教会とも)がありますが、観光案内所でもらった地図には聖ローレンツ教会とか書いてあったのですが、なにかの間違いでしょうか?
ここも無料でした! 大きて立派な教会なのですが、入り口が中央広場からカイザーブルク城へと向かう道の反対側にあるためか人はあまりいませんでした。
ってか、ニュルンベルクの教会は大体そんなに人がいなかった‥
ゼバルドゥス教会(ゼーバルト教会)は、あの「カノン」で有名なパッヘルベルともゆかりがあります。少年時代に同教会の聖歌隊先唱者となった音楽教師から教育を受けていたみたいです。
‥カノンって名前だけ聞いても、クラシックと縁遠い人や興味のない人は「は?」って思うかもしれませんが、絶対に知ってると思いますよ!
そもそも、パッヘルベルはニュルンベルク出身ということを知らなかった方も多いのではないでしょうか。
その後はさらに北上して、カイザーブルク城方面へ‥
途中、アルブレヒト=デューラー像がありました。
デューラーはルネサンス期の画家で、ニュルンベルク出身です。ヴェネツィアでルネサンス絵画を学んだそうです。高校の世界史にも出てきますよ〜
ついにカイザーブルク城の手間まで来ました!
カイザー(Kaiser)とブルク(Burg)はそれぞれ「皇帝」と「城壁」です。
南アフリカのヨハネスブルグや、ロシアのサンクトペテルブルク、アメリカのピッツバーグにも接尾辞としてBurgやそれに相当する単語がくっついていますね。
‥ちなみに、ベルク(Berg)は山です⛰ モンハンのドボルベルクのベルクの部分はそこが由来かと。
特に意味はなかったのですか、一度城壁の外に出てから、カイザーブルク城に向かうことにしました。
城壁の外側を少し見たかっただけ。。
「堅牢」という言葉が似つかわしい外観ですね。大砲でも持ってこないと攻略は難しそう‥と言っても中世ヨーロッパなんて実際は野蛮の極みなので、無茶苦茶な破壊方法とかもありそう‥
カイザーブルク城の入り口へ向かう際に、街並みが見えます。
フォトスポットなのでたくさんの人が集まってました。
ただ、ここにある街並みはポーランドの首都ワルシャワのように復元されたもので、第二次世界大戦の際に90%以上破壊されました。
‥ワルシャワは「ひびの一本に至るまで」と言われるほど忠実に復元させたそうです。凄まじい拘りですね。
日本なんて戦前と全く街並みが違いますからね〜 ほとんどの主要都市が焼け野原になってしまったため、仕方ないのですが‥
入り口は上の方にあるので坂を登ります。
坂道は、ザルツブルクの時ほど急でもないし、長くもないので大したことはないです。
城門には、神聖ローマ帝国の象徴とも言える双頭の鷲が描かれています。
入場料は見る箇所の個数で変わるのですが、せっかくなので全部観れるやつにしました。
レギュラーは7€=約840円なのですが、学生料金の6€=約720円で行けました。
日本の学生証とパスポートがあれば何とかなります。
中は、歴史博物館のようでした。
城の歴史はもちろんですが、調度品や武器の展示、王の居住空間も見学できます。
城内部の窓から見えるニュルンベルクの景色
武器は、剣や槍はもちろん トライデントや銃など様々なものがありました。
当時のお城を再現した模型もありました。
カイザーブルク城内部は、そこまで広くはないですが見所はあると思います。ただ、少しみるくらいなら4,50分あれば十分だと思います。
サッカーをするな!という看板なのでしょうか。
サッカー大国のドイツだからでしょうか?日本はこう言う場合野球にしそう‥
市内には、City Tour(Sightseeing Tour)のいう名前を冠した、ミニトレインが運行していました。
アナウンスは、独英米仏伊西中の7か国ありました。‥中国語はあるけど、日本語はないみたいですね。
続いて向かうのは、
ドイツ鉄道博物館(Verkehrsmuseum Nürnberg)
ここは、城壁の南側(城壁の外)にあります。ニュルンベルク中央駅の北口を出て、西方面に進むとあります。
途中、やたら大きな建物があるので、ここが博物館かと思いましたが、ここはニュルンベルク州立劇場とのこと。
これが例のブツだ(ドイツ鉄道博物館)
大人は6€約730円
妥当な値段かと。
バイエルン王立鉄道博物館が前身らしいです。しかも、1899年からという100年以上も歴史がある。
1階は車両の展示がメインでした。ただ、英語とドイツ語しかないので、本気で見たい方は語学勉強必須ですね‥
どうやら、ドイツ以外の鉄道もあるようでした。
蒸気機関車の実物やICEの車両の実物もありました。並列してたので、やたらそこだけ通路が狭かった‥
バイエルン王ルートヴィヒ2世のお召し電車もありました。
芸術と建築のために湯水のごとく浪費したことから「狂王」とかいう不名誉な呼ばれ方まであります。あのシンデレラ城のモデルとして有名なノイシュヴァンシュタイン城の建築でも彼は有名ですね。
レトロなポスターやアンティークがありました。
鉄道職員の服というよりかは軍服みたいでカッコいい。
味のあるポスターが多いですね。髪型だけで、20世紀後半を感じさせる。
「大チャンス」と言っているのでしょうか?
großeはドイツ語で「大きい」を意味する言葉ですが、英語で似た単語であるgrossは「キモい・下劣」を意味するらしいです。
似てるんだけどなぁ、全然違う。
大量の鉄道模型の展示もありました。
実際に模型が同時に動き出す姿は壮観ですね。
その後は、ようやく昼食
どこにしようか悩んだのですが
13.40€=約1,640円でハンバーガーを食べました!!‥レストランだと高くつくので‥
↓店の外観(入店前に撮り忘れたので、帰り際に撮影)
ドリンクは、写真奥↓にある大きなグラスです。ドリンクバー形式で、セルフサービスですね。
また、ポテト用?なのか分かりませんが 様々なテイストのソースが各テーブルにありました。
美味しかったです!
夜になると、より雰囲気が良いものになりますね。
これぞ、クリスマスマーケットよ!
「世界一有名なニュルンベルク」のクリスマスマーケットは、世界三大クリスマスマーケットの1つとして数えられています。
残りの2つは、「世界最古」のドレスデンと 「世界最大」のシュトゥットガルトのクリスマスマーケットです。
KINDERWEIHNACHT‥子供クリスマスということでしょうか
kinderは「子供」、weihnachtは「クリスマス」ですね!
マーケットの開催を宣言するのは、クリストキント(Christkind)という生誕したばかりのイエス・キリストです。このクリストキントは候補者の中の10代後半の少女がコスプレ扮するそうです。
フランクフルトよりずっと賑わっています。
外から見えるショーケースも可愛らしいものが多い。。
オーナメントやテディベア、木組みの家の模型なども売ってました!僕もそこでいくつか、お土産を買いました。
食べ物の屋台もたくさんあり、しょっぱいものから甘いものまで種類豊富です。
量り売りの屋台もあるみたいですね。
聖母教会の前にはステージがあり、演奏を行っていました。
それもあるし、もともとの混み具合もあって、マーケット会場は人の海でした!!
歩けないほどではないけど、土日の池袋のサンシャイン通り以上の人口密度はあると思う。。
↓ステージのプログラムが貼られていました。
どうやら8時がラストのようです。
キャンドルのお店
ニュルンベルクのソーセージは日本人がイメージするソーセージに最も近いです。
そもそもドイツには1,500種類以上のソーセージがあるとかなんとか‥。
ニュルンベルガー・ソーセージ(Nürnberger Bratwurst)は、ハーブやスパイスが練りこまれています。
3.8€=約465円
パンの中には3本ありました。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、やはり有名なだけあって見所が非常に多いです。
やはり、夜の方が雰囲気もあって盛り上がっているので、日帰りの方はどんなに短くても2時間半以上は欲しいですね。
もちろんニュルンベルクにホテルを予約するのがベターではあるのですが。
何の場面なんでしょうか?
‥せっかくなのでお酒をいただく(友人が)。
一番最後に気になっていたシュネーバル(Schneeball)を屋台で買いました。
3.5€=約430円 ですが、割と大きいのでボリューミーです。サクサクとした食感で、大きすぎて最初は食べにくいです 笑
しかしですね、これ中まで食べていくと違和感に気づく。
ペロッ‥これは青酸カリ!!
(元ネタはコナンです)
‥ではなく、僕の嫌いなシナモンが入ってました。。。少しくらいなら問題ないのですが、あまりにもシナモンが強烈で、玄(友人)にあげました。
彼は、バキュームカーなので 食い物なら大抵のものは平らげます。
ケーニッヒ通りを通って、ニュルンベルク中央駅に戻りました。
列車を待つ際は、プラットホームじゃ寒いので構内のベンチで待機していました。
ただ、クリスマスマーケットがあるからなのか時間帯がそうだから分かりませんが、混んでいて 空いてるベンチを探すのは大変でした。
ドイツ鉄道のアプリならリアルタイム更新なので、↓のように分単位でしっかりと訂正されます。
主要駅なら構内に無料Wi-Fiもあると思います。それがなくても、実際に駅の電光掲示板見ればいいだけなんですけどね。
ICEは無料Wi-Fiが完備されており、二等車にもありました。しかも、よくある接続するけど繋がらないという詐欺紛いなこともありませんでした。
ちゃんと繋がるよ!!
いや〜よく歩いたわ!!疲れたァ!!!
ドイツはこれで終わりですね。明日からはついにフランスへ!!!
つづく