「あ、珠理奈と玲奈ちゃんだ~おっはよー!」
バスに乗り込んできた珠理奈と玲奈に元気に挨拶する指原。
乗り込んだ瞬間に大きな声で挨拶された珠理奈は、
「わっ、指原さん!おはようございます!」
負けじと大きな声で言い返す。
「珠理奈、今日も一緒に頑張ろうね!」
指原は珠理奈にそう伝える。あくまで大きな声で。
それに対し珠理奈も
「はい!頑張りましょう!」
大きな声で返事をする。
「二人とも、そんな大きな声で話さなくても…柏木さんたちに迷惑でしょ!」
玲奈は二人に注意した。
「大丈夫だよ、玲奈ちゃん。さっしーは今日すごい元気いいから、大きい声にもう慣れちゃったし」
柏木が後ろから話かける。
麻友も玲奈に対し
「そうそう。きっと今日さっしーはずっと声大きいから…いろいろと覚悟してたほうがいいかもね」
そう言ってガクッと肩を落とした。
「はぁ、そうですか…」
玲奈は諦め顔で指原と珠理奈の方を見る。
「それで、今日の撮影終わったらみんなで焼肉でも食べに行きませんか?」
珠理奈は指原に対し提案した。
「え!?行きたい行きたい!絶対行く!!」
指原も飛び跳ねるように喜んだ。
そんなに嬉しいのかな?
普段、仕事やら何やらでプライベートで集まれない7人が今日は勢ぞろいだ。
今日を逃すと、またしばらくこういう集まれる日はこないかもしれない。
「え~めんどくさい…」
「うーん…終わったらホテルでアニメみようと思ってたのに…」
柏木と麻友がそれぞれぼそっと呟いた。
当然そのセリフを聞き逃さなかった指原は
「えー!!いいじゃんまゆゆ!ゆきりん!ねぇ行こうよ~~!せっかく集まるんだしさぁ行こうよ~!一生のお願い~!」
柏木と麻友が座ってる席まで行き二人の手をとってブンブンと振りながら、駄々をこねはじめた。
「だって…ねぇ。疲れてるから寝たいし…」
柏木はそれでも行きたがらない。
「柏木さん!私からもお願いします!」
珠理奈も指原同様に柏木の元へ近寄り、柏木のもう片方の手を握りぶんぶんと振り回す
それをすぐ近くで見ていた玲奈は
「ちょ、ちょっと珠理奈!無理強いはダメだよ」
玲奈は珠理奈の手を掴んで、手の動きを止めさせる。
「大丈夫だよ玲奈ちゃん。う~ん…珠理奈に頼まれちゃしょうがないか…行ってあげる」
柏木がしぶしぶ承諾する。
「やったーー!」
珠理奈と指原がほぼ同時に喜ぶ。
「ってなんで指原が頼んでもダメなんですかー!!」
指原は喜んだのも束の間、怒り出した。
「だってさ~…さっしーだしね?」
柏木はそう言うと麻友の方を見る。
「さっしーだもんね」
麻友も頷いて指原を見る。
その発言が気に食わなかった指原。
「私がなにしたんだよー!!」
「まあまあ、指原さん。結果オーライじゃないですか!柏木さんが来てくれることになったんだから!」
珠理奈は指原の背中をさすりながら喋る。
「もう、珠理奈ったら…」
ため息をつきつつ申し訳なさそうな顔をする玲奈。
「あっ、ゆきりんは行くから…まゆゆも行くよね!?」
当然と言わんばかりに指原は麻友にも同意を求める。
「まあ…ゆきりんが行くなら…」
麻友も乗り気ではないがなんとか承諾を得ることができたようだ。
「よし!あとはぱるるとさや姉だけ!」
指原は次に焼肉に誘う相手の名前を呟く。
「楽しみですね!指原さん!」
珠理奈は指原にそう言うと、
「うん!超楽しみ!焼肉~!やっきにく~♪」
指原も嬉しそうに返し、鼻歌を歌いながら自分の席に戻っていった。