AKBGの小説っぽいの

AKBGの小説っぽいの

AKB48グループの小説と呼べるかわからないのを書いてます。
内容は他の作品とのクロスオーバーが中心なので、それが苦手な方はおすすめしません。

実際の彼女達とは当然全く違うので、それを踏まえて読んでくださると嬉しいですヽ(*´∀`)ノ

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「よくもまあ、あんな浅はかな案を自信を持って遂行できたものね?」

「よくあんな案でみなさんの気が引けると思いましたね…」


休憩時間になるとさっそく高松を同じような言葉で、責める玲奈とゆりの二人。



「自信はあったんですが…意外性があるというか…見かけによらないというか…影で鍛えてるので」
ボソボソと言い返す高松。



「その前に服着てくださいよ」
目のやり場に困るから!と言わんばかりに麻友が言う。



「今回の守備はバッチリね、玲奈?」
ゆりは玲奈の方を振り向き、確認する。


「ぬかりないよ。ゆりちゃんの推進エンジンのおかげね」
決して高松のおかげではないことを強調して伝える玲奈。







「ねえ、ゆきりん、あの二人なんか怖いよ…」
指原の影に隠れて柏木と話す麻友。

「うん……麻友は麻友のままでいてね…」
柏木は麻友の手を優しく握った。







「じゃあ次は莉乃ね。」
ゆりは、指原を直々に指名した。



「ええええええええええー!なんでですかー!日向さんたちがやるんじゃなかったんですかー!?」
指原が大きく驚いて早くも涙目になっている。


「さっしー、向いてるんじゃない?話すことやみんなの気を引くの上手でしょ?」
玲奈もゆりの案に便乗する。


「あらそうなの?ちょうどいいじゃない」
ゆりは玲奈の言葉を聞いて指原に決定してよかったと思う。



「こんな状態で持ちネタなんてないっすよー!」
必死に首を振って嫌がる指原



「指原さんはどんなアクシデントにも対応できるじゃないですか」
珠理奈が指原をフォローする。


続けて
「それに、莉乃は天使の席の後ろでちょうどいいじゃない」
そうでしょ?と言わんばかりに指原に伝えるゆり。




「そっか!じゃあ指原はネタとかやらなくてもいいんですよね!?」
少し安心した顔をする指原。




「ええ。天使に告白してくれたら」
表情も変えずとんでもないことをいうゆり。


「うん!…………えっ?」


「天使に告白するのよ。こんな時に場所も選ばずにごめんなさい。あなたのことがずっと好きでした、付き合ってくださいってね」
ゆりは例文を出して指原に教える。



「えええええええええええ!?!?」
柏木並のオーバーリアクションをして驚く指原。



「言われた通りにすれば飛ばないで済むわよ」
ゆりはにっこりとした顔をする



「ちぇー、コクるだけでいいのかよ。なんかズルいぜ」
日向は舌打ちをして愚痴る




「ちょっと!?そっちは肉体的ダメージで済むかもしれないですけど私は精神的なダメージがすごいんですよ!?」
指原は叫ぶように日向に伝える。


それに続けて
「それに!女なのに女の子に告白するなんておかしいじゃないっすかー!!しかも絶対フラれるのがわかってるじゃないですか!ひぐっ…」

最後は涙声で聞き取れたものじゃなくなっていた。


「ハハッ、別にいいじゃねーか。告白くらい」
日向はそんな指原を笑い捨てる。


「なっ!!指原は日向さんと違って何度も告白してフラれません!いつだって本気の恋しかしないっすからー!!」
指原が大きな声で日向に向かって怒る。



「なんだとー!?俺が偽りに染まった薄汚ねえ恋しかしてないっつうのかー!?」
カチンと来た日向もキレ気味に指原に突っかかる。


「ちょ、ちょっと二人とも落ち着いて…」
日向と指原の間にいる柏木と麻友がお互いをなだめる。


「スベリまくり男!」

「なんだとー!ヘタレ泣き虫女!」

小学生並の喧嘩をしだした日向と指原を見たゆりと玲奈は






「くぉらあああああぁああああ!!てめえらケンカするなああああああああああああああああ!!」

「いい加減にしなさあああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!」




ほぼ同時に叫ぶように怒り出した。







―ガタン





天使、かなでが席を立ち、教室を出ようとする。





「あーーーーーーーーー!立華ちゃん!ぱるるが次のテストの範囲なんだけど、こことここがわからないからみんなで話し合いしてて、なかなか答えが合わないから玲奈ちゃんとゆりちゃんがモメてたんだ!立華ちゃん、よかったら教えてくれない!?」

珠理奈が高速移動をしたかのように立華の前に立ち、適当な話をしてごまかす。



「ここは、こうで、ここがこうよ。」
かなでは指差して、珠理奈に教える。


「あっ、そうなんだ!立華ちゃんありがとう!!うるさくしてごめんね!もう静かにするからね!」
珠理奈は感謝して、うるさくしたことを謝ると笑顔になる


「テスト、がんばって」
かなではそう言うと、席についた。


「ありがとう!」
珠理奈はそういうとゆりたちの場所へ戻る。





「ごめん珠理奈、ありがとう…」
「ごめんなさいね」
二人そろって謝る玲奈とゆり。


「あ、ゆりちゃん次の解答はどうする?」
玲奈は話を作戦に戻してゆりに尋ねる。


「教科はなんだっけ?」
「英語」

「じゃあ全部カタカナで書いといて!」
ゆりは玲奈にそう指示した。




―キーンコーン カーンコーン



「じゃ、後ろから集めて」
教師が後ろからテストの回収しろと伝える。

それと同時に


「立華かなでさん!!」


大きな声を出して立ち上がり、


「こんな時に場所も選ばずごめんなさい!あなたのことが初めてあったときからずーっと大好きでした!付き合ってください!」

指原は目を瞑ったままそのまま叫ぶ。



「じゃあ、時と場所を選んで。それに女の子に告白されても困るわ。」
かなでに一刀両断される指原。



「そこ、座れ」



「……はい」
しょぼんとした顔で座る指原。




「あ~あ、やっちまったな…と」
日向が左手を頭にあて、一息つく。


その時だった。


「ぐはぁぁああ!?」

日向 が 座っているイスが吹き飛び、天井に激突した。




一般生徒の視線は日向に行く。



そのスキに玲奈は、答案用紙をすり替えた。




そしてまたまた休憩時間。





テスト中、玲奈はゆりに言われたとおりに問題を適当に答えている。
適当に答えを答案用紙に書いているので、当然すぐ終わる。




まだ時間があるので少し考える。
ゆりたちと敵対している天使――
戦線のメンバーと戦闘になると、天使こと立華かなでちゃんが、
手から刃物を生やしたり、銃弾を当たらなくさせるようなスキル…技を使ってくるらしい。



実際にその姿をまだ見ていない玲奈には信じられなかった。
まず銃器を持って戦うって時点で現実味が全くないのだけれど。



玲奈から見たらただの優等生で気遣いのできる生徒会長にしかみえない。





―彼女は本当にゆりちゃんたちの思う天使なのだろうか?


なんだか一方的に敵視している気がする。


こんなことゆりちゃんに言ったら、


「来て2日目のあなたに何がわかるのよ。ふざけないで!」


と一蹴されそうだ。



まあ…ゆりちゃんは今回その天使かどうかを確かめる為に今回の作戦を実行してるんだろうけど。


そういえばかなでちゃんが天使ではなく、普通の人間だとしたらどうなるんだろう

戦線メンバーは、どうするのだろう
ゆりちゃん自身は、どうするのだろう




来てまだ2日しか経っていない新参者が考えてもわからないから、これ以上考えるのはやめた。





――キーンコーン カーンコーン


チャイムがなる。



「はい、後ろから集めてね」
担当の教師がテストの回収を始める。


みんなの気を引くネタをやるのは
高松だ。




高松はかなでから玲奈に答案用紙が渡されるのを見ると、静かに立ち上がった。




「どうしたの、そこの君」
教師が高松に話しかける。






「先生。実は私…」


高松は制服に手をかける。






「着痩せするタイプなんです!」



素敵な鍛えた体を披露する高松。





だがこんなときにそれはとってもどうでもよかった。


当然誰も興味を示さず、高松はぽつんと立っている。


「…どうですか」
周りに確認するように誰にと言うわけでもなく声を出す高松。



「わかったから、座りなさい」
教師が一言



「…はい」
観念した高松はぽつりと座る。




ゆりがスイッチを押してイスが吹き飛び、高松がちょっとした宇宙旅行気分になったのは言うまでもない。

そして休憩時間。


「あなたがミスしたときのために、イスの下に推進エンジンを積んでおいたのよ。どうだった?ちょっとした宇宙飛行気分は」
ゆりが押したスイッチのせいだと認め、日向が当然の如く怒る。



「一瞬で天井にぶつかって落下したよ!というか推進エンジンなんてよく作れたな!」


「フォローしてあげたんだから感謝しなさいよ。それより玲奈OK?」
ゆりは日向の話を終わらせると、玲奈に成否を確認した。


「大丈夫。ゆりちゃんのおかげよ」
ゆりのおかげで成功したから。と玲奈は日向のこと気にせずに、ゆりに感謝した。




「じゃあ次は高松くん。みんなの気を引く役ね。」
ゆりは突然高松の名を呼んだ。


焦って高松は聞き返す。
「それは日向さんの役じゃ…」


「狼少年の話知ってる~?」

「繰り返される嘘は信ぴょう性を失う…」


「そういうこと。じゃあお願いね。」
ゆりは笑顔で高松を見る。


「辞退を!」
高松が辞退を求める


「やるのよ」
睨みながら高松を見るゆり。


「諦めて飛べ」
日向は高松の肩を叩く。




「次の解答はどうする?」
玲奈はゆりに尋ねる。

「玲奈ちゃん、なんか重要な任務みたいでいいなぁ~」
珠理奈が目を光らせながら玲奈の役を羨ましがる。


「ほんとだよ、あんたはいいよな小細工するだけで飛ばないし」
日向が玲奈に愚痴を言う。


「ちょ、何言ってるんですか!こっちだって大きなリスクを払ってるんですよ!」
玲奈が日向に向かってハッキリ言う。


「じゃあ変わってください」
高松が玲奈に交換要請を出す。


「嫌ですよ!」
玲奈が即否定する。


日向も日向で続けて
「やっぱりそっちのほうがいいんじゃねーか!くじ運がよくてよかったな!」


「これは私にしかできない神経使う作業なんですからね!そっちは飛ぶだけで頭使わなくていいじゃないですか!」
玲奈も負けじと言い返す。


「んだとー!こっちはバカってか!あん!?」
日向が玲奈に突っかかろうとする。

「ちょっと、玲奈ちゃんをいじめないでよ!」
珠理奈が玲奈の前に立ちはだかり日向を阻止する。


「こいつが俺をバカにするからだろー!」
玲奈に指差しながら叫ぶ日向。

「別にバカになんかしてません!」
玲奈も即座に強く否定する。

「というか女の子に飛べなんてひどいよ!女の子があんな風に飛んだら死んじゃうから!」
珠理奈は玲奈を庇うように日向を責める。

「大体な、この作戦に男子も女子もねーんだよ!」
徐々に声を大きくしていく日向。


だんだんヒートアップしていく言い合いをみたゆりは…




「くぉらあああああぁああああ!!ケンカするなああああああああああああああああ!!」
ゆりが盛大に大きな声を出して、喧嘩を止める。



大きな声に反応し、勉強が捗らないと思ったのか、かなでがイスから立ち上がった。


「やべ…」
ゆりがボソっと口にだした瞬間、すかさず指原がかなでの場所へ向かう。



「ごごご、ごめんね!答え合わせで揉めていたんだ。日向くんが0点なのがわかったっす!もう終わったので大丈夫っす!もう問題ないっす!騒がしくしてほんとごめんね!」
指原が口頭でかなでに安心させる。



「そう…」
納得したのか再度席につくかなで。




「バカ!」
ゆりは日向に暴言を吐く。


「誰がだ!」
日向も反論する。



「次の解答はどうする?」
玲奈は話を戻して聞く。

「教科はなんだっけ?」
「世界史だよ」


「じゃあ世界は宇宙人に侵略されている設定で全問答えて」
ゆりは適当に言うと、時間になり教師がやってきた。



「あ、でも待って、名前の欄にはなんて書いていいの?」
玲奈がそう言うと場の空気が凍る。




「…天使」
高松がボソっと声を出す


それにすかさず
「アホか…生徒会長で通るんじゃね?」
日向がツッコミを入れたあと自分の案を出す。


「白髪の美女とかでもよさそうじゃない?」
珠理奈も調子に乗って案を出す。


「いやいや珠理奈…まじめに…」
柏木がこの人たちに毒されちゃダメ!と言わんばかりに話す


「そうだよね!どうせイルカの飼育員とか答えるくらいバカなんだから…」
指原も乗っかりみんなに混ざる。


「ってなんで誰も知らないの!」
玲奈がつい大きな声でみんなに言う。


「知る機会なかったんだもの…」
ゆりが申し訳なさそうに正直に話した。


「そうだったのね。…教室来るときにあった職員室に行けば名簿あるよね?」
玲奈がゆりに確認する。


「え、そりゃあると思うけど…」
ゆりや日向たちが全員同じような表情をする。


「じゃあ、私ちょっと見てくるね」
玲奈は時間もなかったため、職員室に向かって走り出した。




――が急に服を掴まれた。



「どこ行くの?テスト始まるわよ」
天使が玲奈に話しかけた。


「あ、いや…緊張して…」

どうしよう…この子、名前が生徒会長で提出されるなんて可哀想じゃん…

いやいや、それどころか…


Q.20オームの抵抗に3.0ボルトの電圧を加えたとき流れる電流は何アンペアか?
A.電車の車掌さんアンペア



なんて答えが!!


玲奈はそんなことばかり書いてある答案用紙の提出されたあとの天使を想像するのも辛くて頭を抱える。



「そんなに不安?」
玲奈の目を見る天使。


「い、いえそういうわけじゃ…」


「落ち着いて。大丈夫よ。えーと…」
安心させるような優しい言い方で言うと、玲奈の名前を言おうとしてるのかつまる。


「私、松井玲奈…」
名前を天使に教える。


「玲奈ちゃん…。」


名前を聞くチャンスだと思い尋ねる。
「私、あなたの名前…知らない」


「立華…」


「下は?」


「下?かなで…」


「立華奏ちゃん…落ち着いてきた…。ありがとう」


玲奈はお礼を言うと、ゆり達のところへ戻る。




「立華かなでらしいよ」
玲奈はみんなに天使(以下、かなで)の名前、立華かなでと言う。



「そ、ありがとね玲奈。」
ゆりが玲奈に感謝した時、教師が入ってきた。



「席につけー」
教師がそう言うとバラバラになっていた一般生徒はくじで決められた席に着く。

「いい?真面目にテスト受けちゃダメだからね」
再度確認するように参加メンバーに言うゆり。
あんまりよくないことらしい。



―――キーンコーン カーンコーン


テスト終了のチャイム。

「はい、じゃあ後ろから集めて」
教師がそう言うと、生徒達は後ろから前へ紙を渡していく。



かなでの答案用紙が前の玲奈に渡されたのを見た日向は、



「………なんじゃありゃーーーーー!!グラウンドから超巨大なタケノコがにょきにょきとー!!!」
イスから勢いよく立ち上がり大声で叫ぶ



生徒達は誰も日向に見向きせず、そのまま紙を集め続ける。



「日向くんってアホだね」
珠理奈がボソっと呟いた。


「ぐう…」
誰も見向きしてくれないショックを受けながら日向は自分の席に座る。



「ったく…仕方ないわね」
ゆりは外を見ながら呟くと、手に持っていたボタンを押した。



…一瞬の出来事だった。
日向の座っているイスがその場で思い切り浮いて、ロケットのように打ち上げられた。

当然天井に激突する日向。その後、叫び声と共に、地上に落下した。



その隙に玲奈は、かなでの答案用紙をすり替えた。



そして休憩時間。


そして翌日――


前日テストの参加メンバーに選ばれた9人は、天使と同じ教室にいる。
ちなみに柏木達はゆりたちから学校指定の制服をもらっている。



そしてここで昨日決めた作戦が実行されるのだ。


が一つ問題が。
テストの席順はくじ引きで選ばれる為、運に頼るしかない。
なんとしても天使の前の席を、とらないといけないのだ。


天使は端の列の前から2列目の62番なので、1列目の天使の前の席になる61番を引き当てないといけない。


「20か。ハズレだ~」
日向が顔に手をあてガッカリする。


「11…天使からは遠いですね。」
高松が番号を見ながら報告する。


淡々とくじを引いていくメンバー。


「私25番だ…。」
麻友が引いて柏木も続けてひく


「あ、私63番だよ。天使の後ろだね」
柏木が麻友の隣に立つ。


「53…あちゃー…私、天使の斜め後ろだ~」
指原が申し訳なさそうな顔をする。


「私64番なので柏木さんの後ろですね。ごめんなさい…」
珠理奈は自分の番号を言うと謝った。


「42…天使の隣の隣…。」
島崎はそう言うと皆が集まってるところに行く。

そしてゆりがくじを引く番。





「きゃあ~~~!1番よ~~!……ってなによ!この!このっ!!」





1番のくじを引き当てたゆりは喜ぶと同時に無駄なことだと分かり、怒って1番の紙を踏みつける。



「ねえ、誰か近くにいないの!?横でも前でもいいから!!」
ゆりが半ギレ状態でメンバーに言う。



「私、あの子の前だよ」
玲奈が61番の紙をゆりに見せる。


「でかしたわ!」
ゆりが玲奈をガッツポーズをしながら盛大に褒める。



「えーと…私は何をすればいいのかな?」
玲奈はそんなゆりを見て、自分のすべきことを聞く。



ゆりの席に集まり作戦会議。



「答案用紙が最初に配られるでしょ?その時2枚持ってて。そしてテストを回収する時に天使の解答と入れ替えるの」
ゆりは玲奈にやることを伝える。


「その答案用紙には適当にデタラメな答えを書いていけばいいのね」
玲奈は自分の案をゆりにだす。


「そう。なんだったら将来の夢でも書いとけばいいわ。」
解答のテーマを玲奈に教えるゆり。


「物理のテストだよ」
指原が横から言う。


「いいのよ。上から、飛行機のパイロットとかイルカの飼育員だとか書いとけば」
具体的なことを玲奈に吹き込むゆり



「うわ~…バカですね…」
麻友がボソっと口にだす


「回収のときはどうするのですか?」
高松がゆりに尋ねる。


「日向くん!回収のとき何かアクションを起こしなさい!全員がそっちに注目するように!」
日向を指差しゆりは指示を出す


「んな無茶な」
当然のように拒否する日向。


「あなたを何のためにいれたと思ってるのよ」

「はぁ!?そんな道化師役とは…」


ゆりは日向を無視して、玲奈に説明する
「んで、その瞬間に見計らって、玲奈が後ろ席の回収し終えた答案用紙から天使の用紙を引き抜き、偽物とすり替える。」


「大丈夫かな…」
玲奈は心配そうな顔をする。



「とりあえず!想定外のことが起きても慌てず、皆でフォローし合っていくのよ。いい!?」
ゆりがみんなに確認する。


「うん!」
珠理奈が元気よく返事をし、他のメンバーは頷いたりみんな同意した。