不朽の人、安倍晋三の志を継ぐために | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

6月11日、都内にて松浦光修氏(皇學館大學教授)が、「不朽の人、安倍晋三の志を継ぐために―吉田松陰を師と仰いだ同志を偲んで」という演題でご講演をされました。

尊敬する師・吉田松陰先生が処刑された後、松下村塾の門人達はどのような姿勢でその後の人生を生きてゆかれたのでしょうか。

 

特に心に残った部分を紹介致します。

 

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これから自分が処刑されるというのに、残る人々に対して、悲観的になってはいけない、悲しみにくれてはいけない、「大切なのは、人の死を悲しむことではなく、自分がなすべきことをなすことです」と、松陰先生は書いています。原文でいうと、「人を哀しまんよりは、自ら勤むること肝要に御座候」です。

 

私は、先の大戦で、若くして散華されていった英雄たちが書き残された多くの遺書と、その精神が重なって見えてなりません。この一文は、祖国に殉じた「死者」の魂に対して今を生きる者が、どういう姿勢で臨むべきか、ということを教えてくださっているのではないでしょうか。

 

同じころ松陰先生が書いた「諸友に語(つ)ぐる書」にも、次のような一文があります。

 

「私の死を悲しんでくれるより、私という人間をよく知ってくれた方がうれしく思います。そして、私という人間をよく知ってくれるよりも、私の志を受け継いで、それを広め、大きなものにしてくれる方が、もっとうれしく思います。」

(原文・「我を哀しむは、我を知るに如かず。我を知るは、吾が志を張りて、之を大にするに如かざるなり」)

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『祖國と靑年』7月号

 

 

松陰先生の死後、門人達が決して悲しみに暮れるのではなく、松陰先生の志を吾が志として、自らの為すべきことを為していったからこそ、明治維新が実現されたことを深く思います。