長男が幼稚園に通っていた頃は、

星空観測につれて行ったりしていたのですが、

最近はそういうこともなくなってしまいました。

 

理由は「熊」

 

全国的に見れば、このあたりはかなり熊の生息数は少ない方ですが、

それでも熊出没マップで確認すると、コンスタントに1か月に1件くらいは

目撃情報があります。

山に深夜に星空の観察に行くのはリスクがあり、子どもは連れていけなくなってしまいました。

自分の子ども時代は、まだ今ほど光害がひどくなかったので、家のベランダから一等星を観察できました。

今は、無理です。どこもかしこも明るすぎる。

かといって子どもにとって、夜に山に行って星を見ることは危険。

今でも小学校理科で星のことを教えているんだろうか。。。

自分が観察できないものを、教科書で習い、難しい天体運動を考える、としたら、

まだ星が身近だった昭和の時代を考えると、今の子はちょっと気の毒ですね。

 

さて、観測する場所は、今の時代、けっこうリサーチしないと見つかりません。

照明の影響がないところ、というだけでなく、

視界が十分に開けた、人工施設で、しかも人間活動レベルの高い場所。

これらを兼備する観測点はかなり限られてきます。

 

天文台などのある観測所や、天体観測をウリにしている地域、ここは設備も整っていて安心ですが、

近場にそのような場所は中々ありません。

一番近い場所で、自宅から30分ほど車で内陸に走ったところにある、山間の道の駅、

ここは宿泊施設もあり、広大な運動グラウンドを持っています。

その中央に立てば、ほぼ照明の影響はなく、

視界は360度開けているため、近づく影があれば、星明りの下で十分に発見しやすく、警戒はしやすいです。

 

そこまで行かないと、安全に星空を眺めることもできなくなってしまったのは、

不便な限りです。

 

夏の大三角形が東の地平近くに望める季節になりました

予報がはずれ、この日はあいにく全天ガスってしまいました

 

北からはどんどん雲がやってきて、西地平の月光が雲に反射し、

撮影は困難でした。おおぐま座(北斗七星)とこぐま座(北極星)がなんとか

見えるくらい。北天でタイムラプス-トラッキングするのが目的だったのですが。

 

南地平。ガスで覆われてしまってます。

せっかくのさそり座も、ガスの中… アンタレスと、頭は見えましたが、

しっぽはガスの中に埋もれ、残念。 

あそりの頭のやや西(右)側に逆「く」の字のてんびん座。

 

街から離れて、何もないだだっ広いところに夜立つと、

目に見えるものは星だけ。

チ。で、ヨレンタの言葉

 

「この世は最低と言うには魅力的すぎる」

 

宇宙のスケール感を実感します。

 

また、バデーニさんはオクジーとの会話の中で、このような言葉をもらしています。

 

「もしかしたら我々の住む大地は、醜い底辺として切り離されてなんかなく、とうの昔からあの美しさの一員だったのかもしれない。」

 

これまで見た星空で、一番圧巻だったのは、グランドキャニオンから見た空。

高いところから、無限につづく黒い地平線の上に広がる満点の星を見ていると、

本当に自分が、宇宙の中に浮遊している、という感覚を覚えました。

昔はそんな景色が、誰の家の窓外にも広がっていたんですよね。。。

 

たまに夜空の星を見上げるのも、デトックス効果があって良いです。