2月28日、再びの入院。次々と襲う病魔。なってしまったものは仕方ないが、なぜ、こんなに・・・。

それでも、2時間、3時間と唱題を重ね、自身の命と向き合った時、「そうだ!」。突然ある御文を思い出した。

「鉄を念入りに鍛え打てば内部の疵が表面に現れてくるようなものである」(御書1083ページ)

地道に信心に励んできたからこそ、目に見えない「宿命」が目に見える形で、言い換えれば「乗り越えられる形」で出てきた。そう確信できたのだ。貫いてきた信心に間違いはない。あらためて、確信がわいた。

病魔と退治する祈りが一段と深まる。

そして、6月15日、退院。

02年11月24日、高野さんは職場復帰を果たす。

そうした闘病のなかに、何を見たのか。

「人生、誰にでも、必ずと言っていいほど多くの困難が起こるものでしょうが・・・」

「その正体を見すえ、堂々と立ち向かえることが、信仰の勝利なのだと思うんです」

2010/7/14/5面
東京都・三宅村の体験より。

「『大悪』の後の『大善』はひとりでにやって来るのではない。必ず大善を呼んでみせると決めた、その心が開くものだと思うんです」

「必ず変毒為薬してみせる-災害の中でも、この強い心を持てることこそが、信仰の功徳なんだ」

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仕事の上でも、深く感じることがある。

「例えば、復興支援といっても、どのように、どのくらいの費用で・・・と具体的に話を詰めていって、ようやく実現するのです」

祈りも同じですねとほほ笑む。

「どんな困難にぶつかっても、必ず打開しようと決めると、具体的な知恵がわく。祈りが叶うって、そういうことなのだと感じます」

10年前に比べて、高齢化が進み、観光などの産業も、軌道に乗るのはまだまだこれから。

「だからこそ、できることは多いはず」

2010/7/9/5面
石川県の体験より。

79歳、今なお燃える挑戦の心。書道家として海外で数々の賞を受賞。

「作品づくりは、古い自分との闘いです」

「試行錯誤を繰り返すと、突然パッとアイデアが浮かぶ。努力の積み重ねに勝る力はありませんね」

2010/7/8/5面
苦闘よ、苦闘よ。

汝は、その中より、真の人間が出来るのだ。

汝は、その中より、鉄の意思が育つのだ。

汝は、その中より、真実の涙を知ることができるのだ。

汝よ、その中より、人間革命があることを知れ


新人間革命
2010/7/7/3面
静岡県の体験から。

(長男がダウン症で生まれ、父の事業も挫折するなか、創価学会のセミナーに参加)

「真の宗教とは、自分の人生を、自身の力で切り開く源泉です」
「幸せになる力は、万人の生命に内在しています。それを引き出すのが、この信仰なのです」

講師の確信が清々しかった。「私にも幸せになる力がある!」そう思うと、今までの生活では感じたことがない「温かい何か」が胸にあふれた。

「やらせてください」。気がつくと自ら入会を申し出ていた。


「家のローンの完済や長男の就職など、目に見える功徳をたくさん手にすることができ、感謝の思いでいっぱい。でも、わが家の一番は何といっても〝目に見えない功徳〟。それは、わが家らしく伸び伸びと、ここに根を張って、少しでも地域のお役に立っていきたい-そんな使命を果たしたいと誓い合えたことです」

2010/7/7/5面
オルコットの作品の中の言葉

「たとえどんな不幸にあってもくじけてはいけません。明るく朗らかにして自分の仕事に励んでいれば、人からは愛され、友だちは集まり、いつの間にか幸福が訪れるものです。正しい人間になろうと努力しているうちに、ほかの人も正しい道に導くようになるものです」

2010/7/7/3面
長野県の体験より。

すぐに病院へ。2度目の脳内出血だった。かつて言われた医師の言葉が、不安と恐怖となって襲いかかる。痛みと吐き気に耐えながら、無我夢中で題目を唱えた。激しい格闘の中で、ふと感じたことがあった。

「養護学校の子どもは自閉症やてんかん発作、何らかの脳機能障害のある子が多い。それでも苦難に負けず、明るく生きている。そうした子どもの痛みや苦しみを理解するために、自分は今、この苦しみを受けているのだ!」

恐れが勇気に変わった。不安は強い決意へと変わった。この病を乗り越えた時、自分にしかできない教育ができる。それこそ私の使命なんだ、と確信を持てた。

2010/7/6/5面
インドの体験より。

「私たち青年の眼前には常に二つの選択肢があります。一つは、自分が今置かれた環境で、ただぼーっとして、何もせずに立ちすくむか。もしくは、そうした困難に敢然と立ち向かい、乗り越えていくか」

「目の前にある課題に真正面から取り組んできた結果が、今の栄誉につながりました。困難なくして真の勝利はありません。これからも青年らしく、張り切って前に進みます!」

2010/7/5/5面


「お客さまが現状のサービスに対する不満を漏らせば、しめたものです」。営業の最前線で奮闘する友人から聞いた話だ▼不平や愚痴は、こちらに対して心を開きつつある“サイン”。そうした言葉の端々から、相手の求めているところを察知し、誠実な応対を積み重ねることが、営業成績につながるという▼相手の心をつかむ大切さは、人間関係の万般に当てはまる。たとえ正論であっても、自分の主張を声高に繰り返すだけでは、本当の理解を得られない場合も少なくない。「説得より納得」が、心の通う対話の要諦であろう▼創価家族には、対話の名人が大勢いる。その秘訣は“聞き上手”と“同苦の精神”にある。相手の本音を引き出し、会話のキャッチボールを丁寧に重ねる。そこに、だれもが納得する広宣流布の前進もあった▼思えば、対話形式からなる、日蓮大聖人の「立正安国論」も、世の乱れを嘆く客に対して、主人が“私も憂いていたのです。大いに語りましょう”と答えるところから始まる(御書17ページ、趣旨)▼折しも、今月は「立正安国論」の執筆から750年の佳節である。世の中に対する“不平不満”を、社会変革への“原動力”に変えゆく、胸襟を開いた対話の花を、今こそ咲かせたい。(明)

2010/7/4/1面