毎度 私のネガティヴな内容が多いブログになります 思いの丈を綴りたいので長くなります


不快な方はスルーされて下さいね、どうぞ宜しくお願いします。


m(_ _)m




他国の方とコミュニケーションを取る場合 1番は同じ言葉で会話が出来る事ですよね



※その人の理解出来る言葉で話したら その人の頭に届く、でも その人の母国語で話したら その人の心に届く



南アフリカ共和国 第8代大統領 故ネルソンマンデラ氏の言葉です。




今 多言語を話せる日本人のYouTuber kazuさんのチャンネルを よく観てます 今 12ヶ国語を話せるそうです 


もっと前ニューヨーク在住 今もそうなのか?分かりませんが日本人医師の方がいて50ヵ国を話せると何かの記事で読みましたが…凡人には凄いしか言えません


私も それが出来ていたら 人生 変わっていたかもしれません


今更 たら、ればを言っても仕方ない…ですね





日本に住む私達の母国語は日本語ですが世界の共通語は英語と認識されてます


日本は英語を話せる人の割合が先進国の中でも最下位と少ないそうです 外国から来日された方々が 言葉が通じないと よく口にするのを聞きます


昨年 北海道旅行に行った時 函館山の夜景を見るために乗ったバス


アメリカから一人旅で日本各地を観光してる女性の方が横に座っていましたが乗り間違えた事に気づいて降りようとしました


そのバスって行きは函館山に行く為に乗る事が出来ても途中 降りる事は出来ないバスで その女性


降りようとしましたが運転手に『降りれません!』と日本語で返されていて降りれないと悟ったのか私の横に座り直しました


その時 フッと翻訳機で女性に話し掛けました


身振り手振りも限界があります


今は便利な翻訳機能でコミュニケーションが取れますが やはり言葉を交わして意思の疎通が出来るって事が何よりいいですよね


間違って乗っちゃったけど函館山に来て良かったと言ってました


海外の方が日本を満喫して日本旅行を人生の想い出に残してくれる事を願いました。




私の仕事では国際カップルで奥様が亡くなられた また旦那様が亡くなられた その方々が故人様であったり喪主様であったりといった対応が何度かありました


今の所 片言でも日本語が話せたり日本語で話す私の言ってる事を理解されておられたのでスムーズに最後まで事を行えましたが



もし全く日本語が通じなかったらどうするん?と社長に聞いたら その時は英語を話せる人を通訳に呼ぶと言ってました



その通訳の方…故人様を前にしても動じない方でないとダメですが。


むしろ この仕事 海外の方も雇用してみたら?と以前 社長に言ってみた事がありました


『余程の人じゃない限り この仕事をしてくれる海外の方は期待出来ない』と社長…


『募ってみるのも どう?』って私が偉そうに言える事でもないから口を つぐみました



それにしても憧れます 英語とか母国語以外を習得して話せる人





ところで日本では火葬が基本ですがアメリカでは土葬が基本


土葬が基本のアメリカでも納棺師に近い職業があり亡くなられた方の御遺体を保存する技術をエンバーミングと言うんです その仕事をする方をエンバーマーと呼びます


キリスト教の模範に反する火葬はしたくないと言う方々が多くいた為 この技術がアメリカでは南北戦争以降 発達したと言われています



同じ様な職業ですが日本と目的は違います


アメリカでは主に亡き人は再び復活すると言うカトリックの教義もあるので御遺体を修復し保存する為にエンバーミング技術を行うのがエンバーマーの役目


日本では故人様を極楽浄土へ お見送りする為に綺麗な御身体に清め納棺するまでが納棺師の役目です


保存を目的とはしていませんが亡くなった状態 亡くなってから火葬されるまでの期間によって御遺体などは失った体の部分を隠したり隠すためのメイク、お直しなどを行う事もあります



エンバーミングの様な ほぼ元に近い状態まで修復とは行きません 包帯で失った部分を覆うとか体は見せず顔だけを綺麗に整えさせて頂くとか



もちろん全く湯灌が行えない状態の故人様などもおられますが葬儀社の方と同様に私達も御遺族様が故人様と安らかに お別れが出来る為どんな状態であろうと御遺族様が納得の行く納棺が出来る様 努めています



この仕事が無性に辛くなる時があります その故人様が私の大切な人達に見えると言うか…そう見てしまうというか…




愛する人の最期を見送らなければならない遺された方々を目の前にして冷静に対処しなければならないのに何故か動揺して言葉が出なくなる 思う様に動けなくなる



これまで それが全く無かったとは言えませんが私なりにプロとしての自覚と言うか心構えを強く保てていたのも私を常に励まし支えてくれた人達がいたからです



一人 二人と私の前からいなくなった


いつかは誰かと永遠の別れをしなければならないこと…その事を私は認識していたはずなのに しっかり受け入れる事が出来ないまま子供や孫達 そして実の妹達と同じくらい大切だった人達との別れに酷く落ち込みました



突然の別れ たくさんの後悔 大きな悲しみに包まれた御遺族様の嘆きに涙に自分を照らし合わせ我を忘れて涙を流してしまい先輩に叱責された事もあります


そんな私を悲劇のヒロインだと言った知人に悲しいものは悲しいし辛いものは辛い どうして そんな事を言うの?悲しみを自分定規で計らないでって言いました



だけど仕事では公私混同はプロの自覚がない プロとして失格 恥ずかしいと思いなさい…そう最もな事を言われても私の中に いつからか大きな重石が乗っかってるような感覚は消えてくれません



そもそも私には この仕事が向いてないのかもしれないと何度も思いました


そう思い出したのって継母が亡くなってからかもしれないです 私にとって この仕事に就こうと思ったのは継母の薦めでもありました


継母は私達が待ち望んだ人でもありました この人の望む事 この人が喜んでくれる事 この人が人様に自慢が出来る娘になりたい 血が繋がってなくても娘になれるんだ!そう思いました 


その継母に『nonちゃんなら出来る nonちゃんだから出来るのよ!お母さんは信じてるからね』


そう言ってもらい私は背中を押され踏み出しました



人が産まれて来る瞬間に立ち会える看護師や医師の方は生まれて来た方のスタートにしか立ち合えないけど


その故人様に対して この世で人生を終えてゴールした事に お疲れ様でしたと言えて冥土へ行く為のスタート その始まりに行ってらっしゃいも言わせてもらえる お仕事


亡くなった方にも生きてる方にも感謝される仕事だと思うのよ 


そんな感じの事を継母が言い 私は心を決めて この お仕事をやりたいと思いました


継母の言葉が私に挑戦する気持ちを持たせてくれた


身近にいた継母を見送ってから過ぎた月日を無理して頑張って来た自分でもありました


継母が亡くなる少し前 まだ話せる時に言ってくれた言葉


『お母さんはnonちゃん達の お母さんになれて幸せだったの 幸せなまま逝けるのって幸せな事よ』


そう言いました。


私は その言葉を聞きたくなかったんです 私達にサヨナラを言ってるようで『母さん 何 言ってんの?逝くなんて縁起でもない!怒 そんな事を言う前に早く元気になってくれんとね!』


少しキツい口調で言ってしまいました


継母は『そうね(笑)』と言ってニッコリ笑いましたが私は とても笑えなかった 泣きそうな気持ちを抑えて怒ったけど


その事すら継母が逝った後 酷い事を言ってしまったと後悔しました


本当は、だからnonちゃん悲しまないで…その言葉の続きを言いたかったのかもしれません




私のブログに以前コメントをくれてたブロガーさん、お父様を亡くされた方がいました とても辛い日々を過ごされていて私と背中合わせだと感じながら


その方を励ます事で自分をも励ましていた気がします


親友が逝った事で私は何かネジが外れた様な不安定な心のバランスでした そんな時に事故にも遭いコロナ禍 誰とも会えない入院生活


メンタル面で周りの人達を心配させまいとしましたが毎日 泣いてました


事故後 この仕事を続けるのが辛いとも思いました


もう無理かもしれないと弱気になっては叱咤され激励されて…何とか今があります


全然 他人で常に身近に接した人ではなく住む世界も違う芸能人 ビンくん…私の推しが亡くなって もっと強く生きてる事の意味について考えたりもしました


それは 今も変わらない 何のために生きるのか?誰のために生きるのか?


分かってる 私は私の為に 私の愛する人達のために生きるんだって事。




親友が旅立って2年4ヶ月 ビンくんが旅立って9ヶ月…


尚更 強く生きて行く事が容易い事ではないんだと思いました


家族でも友達でもないけれどビンくんを愛する一ファンとして 実際に その姿を見て声を聞いた事が同じ空間に入れた時間が私には一生の宝物でした、その宝物を失った喪失感 


親友がいなくなって私には親友と呼べる人がいなくなったと言う喪失感


友達はいるけど心を許せて信頼の出来る友って何人もいなかった私には身近に接してくれる人達がいても親友のように心底 心を開いてる人が そこまでいないって事に気づく


これから親友の様な間柄を築ける人を また作ればいいやん!と言う方もいますが親友のような間柄になれるかどうか…



その人達の前で弱気な自分を見せたくない 弱音を吐きたくない気持ちもあります


私の悲しみを伝染させないように 私の悲しみが単に悲劇のヒロインでネガティヴでしかないと また言われないように そう捉えられるのは悲しいけど


その思いも最近は どうでもいいやと思ったりもしてます。



弱音を吐いてもいい 弱気になってもいい 諦める事さえしなければ今の辛さがnonちゃんの強さに変わる時が来るから!


そう言って励ましてくれた方 ありがとうございます 救われた気がしました


そうやって生きれたらいいな。


そうやって頑張る自分でいたいです



どこにいるの?



夜空で1番 美しく輝く星になったビンくん



もう一度 逢いたい。




SNSより画像を お借りしました


ありがとうございました。