聴罪師アドリアン―血染めの貴石
タイトル: 血染めの貴石―聴罪師アドリアン
著者: 吉田 縁
出版社: 集英社コバルト文庫
黒髪の少女ビアンカの元へ、ピエモスの従者見習いをする少年がやってきた。なんでも、ピエモスがもうすぐ首飾りの贈り物を携えてやってくるという。ピエモスを好ましく思わないビアンカはそれを拒むつもりでいたのだが、思わず受け取ってしまう。
その首飾りから、恐ろしい死霊の声が聞こえてしまったために。その首飾りを、司祭アドリアンから遠ざけるために――
ラブロマンスありの中世ホラー小説、第三弾です。
前作の死霊との戦いの傷が癒えきっていないアドリアンを案じ、ひとりで死霊と立ち向かう決意をしたビアンカ。死霊の存在を理解しない父親に真実は言えず、嫌いなピエモスからの贈り物を受け取ったことを不審がられてまで。うーん、健気です。
新キャラのティドが認識力ある子なので、今後二人のよき理解者になってくれればいいな。
ピエモスは相変わらずトラブルメーカーです。でもビアンカに対する感情の変わりようによってだんだんと好感の持てるキャラになってきているので今後の成長が楽しみ。