『競艇と暴力団〜八百長レーサーの告白〜』(西川昌希:宝島社)を読みました。
面白すぎる。一気読みしました。ただし、競艇に興味がない人は読んでもつまらないでしょう。
著者の西川昌希氏は、2020年に名古屋地検特捜部に逮捕され、懲役3年の実刑判決を申し渡され、服役した人。
罪状はモーターボート競争法違反(八百長)です。
胡散臭い競艇の世界ではまことしやかに八百長のウワサが絶えませんが、逮捕されて実刑判決をこの人だけです。
モーターボート競走は八百長が成立しやすい。6艇しか走らないので一番人気のレーサーが飛ぶ(4着以下に落ちる)とオッズが上がる。
八百長艇以外の舟券の三連単の組み合わせはわずかに60通り。
1番人気のレーサーと舟券を買うひとりがいれば、八百長で簡単に稼げるのだ。
西川昌希氏はトップクラスのレーサーだった。普通に頑張れは、年間3000万円を稼ぐことができた。
それなのになんで?答えは「さらに金がほしいから」なんですね。
この本に書かれている内容は全て本当なんだろう。
よくここまで書けるなぁというのが感想。そして面白い!