まずはいまの自分を知る
自分はどこを目指しているのか？
そんな仕事で、どんなことをしたいのか？
意外にも、このことが明確でない人が多くいます。
想像してください。
あなたはマラソンに挑戦することにしました。
42.195キロはラクな道のりではありません。
でも必死に頑張ろう。
そして、スタート！
あなたは一生懸命走っています。
でも、ゴールがどこかを知らずに、走っています。
どこにゴールがあるのかわからずに
でも一生懸命走っている。
目標を決めていない人は、ゴールがわからず
マラソンを走っている状態と同じです。
まずは、ゴールを決めてください。
でも、大きなゴールを設定しないでください。
大きなゴールは、あなたに挫折感を植え付ける可能性が高い。
自己実現だとか、人生の目標だとか、
なりたい自分だとか、
そういう、大きなゴールを設定することは禁物です。
世の中に出ているビジネス書の多くは、
この「大きなゴール設定」を要求していることが
よくあります。
でも、ここに騙されてはいけません。
もし自分は意思が強く、一度決めたことは
絶対にやりぬく自信があるなら、
大きなゴールもいいでしょう。
でも、自分のこれまでの歴史を思い浮かべてください。
あなたは意思が強いですか？
あなたは目標をいつもやりぬくことができる人ですか？
ほとんどの人の答えは「ノー」じゃないでしょうか。
私も、「ノー」です。
これまで、自分はすごい成功者になる！と信じて
いつも高い目標を設定し、
高い目標を設定することで満足し、
３日で挫折。
この繰り返しでした。
そうすると、自分がいやになります。
自分がなんてダメな奴なんだと思えてきます。
それは、心にもよくないし、
自分自身の人生に対してももったいない。
どうにかしよう、そう思いました（遅ればせながら）。
そして、導き出したのが、「小さなゴール」です。
ヒントはダイエット法。
同じく、挫折が多いですよね。
ダイエットは、ただ一時的に体重が減ればいいのではなく、
減った体重を維持していく必要があります。
つまり、ダイエットは、一生続くのです。
なのに、世のダイエット法は、
一時的に体重を落とすことばかりに
スポットが当たっていて、
だから、一時的に成果が出ても、結局は挫折をしてします。
同じことが仕事でもいえます。
仕事は、仕事を続ける限り、成功し続ける必要があります。
だから、無理な方法では続きません。
ダイエットで成功するわかりやすい方法に、
「レコーディングダイエット」というのがあります。
毎日体重を書き込んでいく、それだけです。
体重が増えていたら、意識するから食べる量が減る。
人間の深層心理を考えた、シンプルな方法ですよね。
この方法は、仕事にも役に立ちます。
まずは、小さなゴールを設定する。
1週間で達成したい目標です。
あとは、毎日、その目標に向けて、できたできない、
それをメモしていくだけです。
気がつけば、あなたの前には達成した
小さなゴールがたくさんできることでしょう