「良い商品」は経営者をダメにする。
本日のテーマは、少し残酷な話ですが、「生まれた瞬間から死んでる商品」についてお話したいと思います。「これは売れる!」と言い張っているのは、悲しいかな、売っている本人だけだったりするんです。**********************************************************「売れないもの」は最初から死んでいる***********************************************************仕事柄、「こんな商売、流行りますか?」「こんな商品、売れますか?」という相談をよく受けるんですが、その中で、「おおぉ!」と唸るビジネスに出会えるのは、正直、1年間に1個あるかないかというぐらいの確率です。それだけ、「お金儲け」というのは難しく、成功する確率が低いコンテンツなんだと思います。もし、これが「相談を受けた2個に1個ぐらいは、お金儲けできそうなビジネスですよ」なーんて私が言い出したら、今頃、日本人の半数以上は起業しているはずです(笑)。さらに、世の中の8割ぐらいはお金持ちになっているのではないでしょうか。つまり、世の中でお金儲けで成功した人が少ないのと同じで、やはり、僕のところにも、お金儲けで成功しそうな話が持ち込まれるのは、そのくらいの数パーセントの確率になってしまうんです。だから、私が相談を受ける、「こんな商売、流行りますか?」「こんな商品、売れますか?」というお金儲けの話は、ほとんどが「うーん」と頭を抱えるものになります。もちろん、この中には、「こうすればいいんじゃないですか?」というアドバイスをすることで、売上を伸ばしたり、ドカンと売れたりするケースも多々あります。むしろ、それが私の仕事なので、このアドバイスに関しては、命がけで行っているわけです。ですが。そのような相談の中でも、「こりゃダメだ」という“すでに死んでいる商品”やビジネスモデルに、年に30回ぐらいは出くわしてしまうんですね。この「30回」というのが微妙な数字なんですが、1ヶ月の相談のうち、2~3回は息が詰まるぐらい、考えても考えても、まったく解決策がひらめかない商品やビジネスモデルに出くわすんです。で、先日、この「すでに死んでいる」という商品やビジネスモデルに、何か共通点があるのではないかと探ってみたところ、決定的な共通点は、「商品やビジネスモデルはとても良い」ということだったんですね。ええ、とってもいいんです。売れそうなんです。よく考えられているし、非常に売れそうな予感がします。でも、あまりにも「売れそうな商品」のために、売り手側が「売り方」を浅はかに考えすぎてしまっているんです。いいですか?「良い商品」が売れることは絶対にないんです。肝心なのは、その「良い商品」の周りには、どれだけ競合の商品が存在していて、その人たちが、どれだけ広告費を突っ込んで、その商品やサービスを売っているかということなんです。もっと言ってしまえば、その商品が売れるか売れないかは、アナタが決めることではありません。そして、お客さんが決めることでもありません。周囲にいる競合企業の“強さ”で決まるものなんです。その競合企業より、商品力も価格も広告費もなければ、やっぱり売れるわけがありませんし、どんなに商品が良くても、その情報がお客さんに伝わる前に、情報の山に埋もれていってしまいます。しかし「良い商品」を取り扱っている人は、自分の取り扱っている商品に自信があるから、周囲が見えていません。だから、「良い商品」を作ったとしても、商品ばかりに目がいってしまって、その商品が置かれている「環境」というのを、おろそかにしてしまうんです。さてさて。みなさんの取り扱っている「良い商品」は、周囲の「良い商品」に比べて、勝ってますか? 負けていますか?「自分の商品は、もしかしたら、最初から死んでいる商品ではないか?」このくらいの気持ちで現実を真正面からとらえる勇気がなければ、厳しい商売の世界では生き残れませんよ。----------------------------------------------------内容が面白かった!と思ったらクリックしてください。嬉しいです!----------------------------------------------------