加藤和彦さんの訃報を聞き、加藤さんの思い出の曲を2回ほどアップをしました。
私も混乱と怒りの文章を書いてしまいました。

が、今日はちょっと離れて、いつもの方角のブログを書きます。
明るく行きましょう!(と、自分に言い聞かせ)

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Classic Aerosmithシリーズの第三弾。

 3枚目 Toys in the Attic

このころから、売れ出したのか、LPとしてのつくりを意識しだしていると思います。
デビューから2枚続いた、”写真”のジャケットもちゃんとイラストになりました。(笑!)
前作と同様に、ちゃんと、日本盤には一曲毎に丁寧な邦題がついています。

シリーズ化するつもりはありませんが、また、前作と同様に、原題と邦題を比べてみましょう。
対訳を見てみましょう。Lesson2です。

今回は、私の評価をつけました。
◎…名訳
△…珍訳

1. Toys in the Attic
     ⇒ 闇夜のヘヴィ・ロック  △

2. Uncle Salty
     ⇒ソルティおじさん
3. Adam's Apple
     ⇒ アダムのリンゴ
4. Walk This Way
     ⇒お説教(ウォーク・ディス・ウェイ)  △◎

5. Big Ten Inch Record
     ⇒イカした10インチレコード
6. Sweet Emotion
     ⇒やりたい気持ち(スウィート・エモーション)
◎△◎

7. No More No More
     ⇒ 戻れない ◎
8. Round and Round
     ⇒ 虚空に切り離されて ◎

9. You See Me Crying
    ⇒ 僕を泣かせないで

この邦訳を見ると、当時のレコード会社の営業の方の苦労がわかりますね。

"Walk this way"=「お説教」、"Sweet Emotion"=「やりたい気持」
センスがあるのかないのか判らないが、名訳と思います(笑!)

こういう邦題を見て、”ワクワク”した覚えがないから、LPを買った中学生当時は、あまり真剣にライナーノーツとか歌詞カードとか見ていなかったんでしょうね。きっと。

特に、「やりたい気持」は、当時中学生の私がこういうタイトルの曲を聴いていたかと思うと、今となって、中高生の子供を持つ親の私としては、非常に複雑な気持です。
(「複雑な気持」 = "Mixed Emotion" by stones かな。これは、凡訳)

真面目に考えると、7、8は、良い訳だと思います。
1は合格点。

他の曲(無印)は、結構普通に直訳ですね。
前作に比べて、英語のタイトルも捻りがないのでしょうね。

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のっけから、音の評価をせずに変な話になりました。
この作品は、75年のAerosmith の作品。
全米でもこれでブレークしたと言われています。

音自体は、次作名盤の”Rocks”につながる作り方をしているなぁ。と思います。
即ち、其々の音の作りこみ・吟味、それから、曲ごとの色づけ 等等
後年になり、”Rocks”と比べられると、些か荒削りな感じは否めませんが、このLPは良い出来だと思います。
当時、ミリオンセラーとなったのがわかります。
多分、評価においても”Aerosmith=アメリカ版ストーンズコピーバンド”のレッテルがはがれたのもこのLPではないかと思います。

あと、ちょっと特徴的なのが、LPで言うB面(たしか、6.Sweet Emotion以降)に、スローなロックバラードを中心に配したつくりにしているところ。
A面は、タイトルナンバーを筆頭に、"イケイケ”調。
B面は、6.Sweet Emotionも含めて、ちょっと腰の落ち着いた感じでまとめています。

では、曲の紹介。

先日のブログで, "Sweet emotion"は紹介しましたので、それ以外を。

★Walk this way

Run DMCおかげで、"Walk this way"が大ヒットしたのは記憶にあたらしい(といいつつ、もう20年?近く前)。ですが、当時も今も、あのギターのリフはかっこいいと思います。
イントロだけはコピーできても、一曲弾き続けられない。私では(笑!)
「ひょっとして、Run DMCバージョンしか知らない人」も、聞いてみてください。

前作LPの紹介でも使いましたが、やっぱり、Texas Jam 78の映像。
やっぱりこの頃(78年頃)が”私のエアロ”なのだろう。
この頃は、リフでジョーがトーキングモジュレーターを使っています。


★Adam's Apple
非常に解かり易い、この頃のAerosmithロックだと思います。
曲の雰囲気、ルックス、そして、2本のレスポール + ファイヤーバード ベース。
このスタイルが、エアロのアイコンのような気もしてます。



★Big ten inch record
Stevenが、マウスハープを吹いています。結構かっこいいです。(意外に)上手い。
良い感じですね。やっぱり口が大きいとマウスハープも上手くなるのかナァ・



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過去のアーカイブもご覧下さい。
●Aerosmith  -まだ続きますので、敢えて、今回はその①

●Classic Aerosmith  Vol.1 "Aerosmith"

●Classic Aerosmith  Vol.2 "Get your wings"

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