本日より販売開始されるというVERUSH

これは、電解水等で食材を洗うというもののようです。


そして、「電解水分解によって生じる高酸化力で農薬・微生物を洗浄するとのこと」です。


農薬を落とすというよりは、分解するとの説明が為されています。


残留農薬検査の実験例として挙げられている農薬の成分「ジクロルボス」は、DDVPと呼ばれていたそうです。




農林水産省の農薬登録情報提供システムでは、現行の農薬について調べることができます。


調べてみたところ「ジクロルボス」でも「DDVP」でも検索結果はありませんでした。


反対に、独立行政法人農林水産消費安全技術センターの登録失効した農薬の成分一覧には、DDVPが2012年4月27日に失効していると表示されています。


更に、厚生労働省の毒劇物の取扱いに関して記されている「職場のあんぜんサイト」というサイトの中のDDVPのページでは、供給している会社情報が記載されていません。


使用されていない農薬の除去効果を調べて意味があるとは言えないと思います。


これは定かではありませんが、DDVPは残留性が低いとしているサイトもありました。


植物体内に取り込まれる農薬も多く存在しますし、残念なことに利用されています。


もし、実施するのであればネオニコチノイドグリホサート、製品としてのグリホサート(ラウンドアップ)などの浸透性高い農薬に関して検証を実施して頂きたいものです。




菌に関しても同じです。


黄色ブドウ球菌や大腸菌は確かに危険性が高いので、除くことができれば有り難いです。


ただ、加熱することで菌自体は死滅します。問題は、菌が生成する毒素なのです。


加熱することなく口にするもの(フルーツなど)に、上記の菌などが付着するといった二次感染に関しても不安が残ります。


肉や魚の洗浄も行なうことができるとしているので、二次感染のリスクは高まりそうです。


数億かけて造られた空気を常時循環させ続けているクリーンルームのようなところでも無菌にはなりません。


無菌マウスなどの無菌動物は、空間を隔離して様々な事柄に配慮することで疑似的に「無菌状態」と呼称できるレベルまで「減菌」できているだけのようです。


菌がいなくなった状態のものが空気に触れたら、空気中に存在する菌が一気に纏わり付くように思います(リサージェンスのようなこと)。