第1章 危険な食材と遺伝子組み換え作物(GMO作物)

遺伝子組み換え作物(GMO)は、この世界に存在するよりも前から議論がなされてきました。
そのことを挙げて安全だとするが存在します。

また、FAOとWHOが合同で設置した政府間機関で、「消費者の健康を保護する」ことと、「食品の公正な貿易を促進する」ことを目的に、国際食品規格(コーデックス規格)の策定などを行っています。
ちなみに、日本の有機野菜はコーデックス規格には適合しないといわれています。

FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations/国際連合食糧農業機関
WHO:World Health Organization/世界保健機関

コーデックス委員会によれば「有機農業は,生物多様性,生物学的循環や土壌生物活性を含む農業生態系の健全性を促進かつ向上させる全体論的な生産管理システムである」ということで、有機野菜とはそのシステム下で生産されたものであって、農薬を使っておらず、有機認定された肥料を使っているから有機野菜になるわけではありません。

有機野菜等の有機は、有機物の有機ではなく、有機的という意味です。
言い換えるのであれば循環型や機能的ということができます。リサイクル農業ということもできるかもしれません。


齋藤訓之という食や農業についてのサイト等を運営する人が書いた『有機野菜はウソをつく』という本があります。これは、買う必要がありません。
 

p264
 私は考えるのですが、これからの時代には、こうした歴史ある知恵に、安全性と性能を向上させた農薬や化学肥料、さらには遺伝子組み換え作物も組み合わせていけば、よりおいしくて、体によくて、安全で、環境にもよい、しかも低コストな農業、これまでの人間の知恵を結集して統合した新時代の農業が実現できるのではないでしょうか。しかも、それを環境大国日本発の技術体系として世界に提案できたら、すばらしいことになるのではないでしょうか。

 

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 コーデックスガイドラインでは遺伝子組み換えだけでなく、遺伝子操作によって生産されたすべての原料と製品を有機不適合としています。古来行われている交配と選抜による育種も遺伝子操作に違いないはずなのですが。

 

 

という余りにも無責任な感覚で情報操作を行なっています。イドラを廃さなければならないということです。この場合は、劇場のイドラですね。


アメリカのウォルマートには、オーガニックコーナーがあるということですが、10年間ウォルマートが経営をしてきたSEIYUにはオーガニックのコーナーは設けられていませんでした。現在は、冷凍であれば有機野菜の取り扱いがあるそうです。4種類だけですが。

 

 

第2章 忍び寄る遺伝子組み換え作物(GMO作物)

余り認識されていませんが、菌床栽培のキノコはかなり危険度が高いと推測されます。なぜかと言いますと、菌床にはコーンコブと呼ばれるトウモロコシの芯を砕いたものを使用しています。このコーンコブは輸入品と言われています。
遺伝子組み換えは、とある菌を使って組み換えているのです。その菌がいないとは言い切れません。仮に生きていればどのようなことが起きるかは皆目見当がつきませんが、とてもいい結果になるとは思えません。

ニュージーランド産のグラスフェッドビーフのバターが、いくつかのスーパーで取り扱っています。定価は高いですが、グラム単価でいえば最も安いバターとなります。

遺伝子組み換えとは関係がありませんが、油は低温圧搾のものが望ましいです。高温・高圧で絞るとトランス脂肪酸と呼ばれる万病のもとが発生します。揚げ物は高温になるため、ほぼ確実にトランス脂肪酸が含まれています。
マヨネーズを買うときは、トランス脂肪酸の量が書いてあるものを買うといいと思います。少なくとも、消費者のことを考えて、計測して記載しているからです。

 

遺伝子組み換え小麦は、流通していないという話がありますが、日本国内で栽培された小麦においてはその通りだと思われますが、昨年アルゼンチンで遺伝子組み換え小麦の栽培が認可され、ブラジルはその小麦粉の輸入を承認しました。

ブラジルからの輸入鶏肉が多く、その鶏のエサに遺伝子組み換え作物が使用されているとして危惧されています。

今回の件を考慮すればGMOが使用されている恐れがあります。
 

 

第3章 噓の健康情報に踊らされる日本人‼

一般に、体に良いものであっても合う合わないがあります。
自分の体調を管理するのにもっとも分かりやすいバロメーターがあります。
それは、排泄物です。
糖尿病の気があるときは、尿は泡立ちやすくなります。また、体内の水分が少ないと色が濃くなります。
また、動物性のタンパク質を摂り過ぎていると便は黒っぽくなり、食物繊維が少ないと便の量が少なくなり、常態化すると便秘気味になります。余りよくないタンパク質を食すと下痢っぽくなります。
 

 

第4章 政府、お役所、大手マスコミが嘘をつき続ける放射能汚染食品

ニュートンを秀才、アインシュタインを天才とするのなら、フォン・ノイマンは火星人といえる物凄く頭の良い人がいました。
どのくらい頭がよかったかというと、世界初のコンピューターよりも計算が早かったと言われています。
そのフォン・ノイマンは原子爆弾の政策に関与していたために、晩年は簡単な足し算もできないほどになってしまいました。
 

 

第5章 危険な農薬を日本だけが使用基準値緩和している‼

 ミツバチは悪天候でも飛び、花粉を奥の方まで送るため収穫量にまで影響します。


 自分のところではモンサント社(現バイエル社)の遺伝子組み換え作物を栽培していなくても、隣で栽培していて交雑して、その形質をモンサント社の調査員が確認すると権利侵害ということで訴訟を起こされるか、罰則金を支払うかを迫られます。訴訟に応じでも資金が続かず罰則金を支払って終わるようです。

また、ネオニコチノイドだけでなくグリホサートもミツバチや環境に影響があるとして、グリホサートを販売している四社に問い合わせたところ一社は返答がなく、二社は問題がないとし、もう一社は在庫を販売仕切ったら仕入れるのを止めるとして、実行しました。
しかし、現在最後の一社で販売されている除草剤の一つに、グリホサート系のものがあります。



 遺伝子組み換え作物でも、害虫被害には遭い、年によっては遺伝子組み換えでないものと比べ収穫量が劣る年もあります。

 長野県のとある部署の人に、ラウンドアップ(グリホサート)の使用を進められたり、農協の技術指導員からラウンドアップを使用するといいという話を聞いたという話を耳にしたり、県立の農業大学校では除草剤を使用するのが常態化しているだけでなく、環境保全型の農業を研究・講義している県職員の方がいらしたのですが、同じ県職員で新規就農のコーディネーターの人は、その方のやり方が気に食わないとして取り次いで貰えないだけでなく、部下に余り関わらないほうが良いと暗に話していました。


また、農業大学校のある教授は、農薬や肥料を使用しなければ3,000万人しか日本では養えないとしていました。この3,000万という数字は、農薬などが存在していなかった江戸時代の人口に由来するものと思われます。機械や品種改良が成されているため、少なくとももう少し多くの人達を養うことができると考えます。

※環境保全型農業とは、農薬や化成肥料を使用しないだけでなく、後代にまで畑などを残せるように、土が流されたり、死んだりしないようにするための方法です。

関連動画

ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】

国内初“ゲノム”トマト販売開始 遺伝子操作し改良(2021年9月15日)

 

 

第6章 こんな肉や魚は食べてはいけない‼

 発色剤(亜硝酸ナトリウム)に関して、加工肉の企業などは「ボツリヌス菌の増殖を抑える」「生涯食べても問題ない」と説明をしています。

 

 

1歳児未満に蜂蜜をあげると死亡してしまう理由は、ボツリヌス毒素が若干含まれているからで、厚生労働省は「大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負ける」と説明しています。そして、蜂蜜には亜硝酸ナトリウムは含まれていません。

 漫画のコマの最後で卵を買いに行くという台詞がありますが、遺伝子組み換え作物(トウモロコシ)を直接摂取するなら卵が最も手っ取り早いです。米など白いものを鶏にあげれば、卵黄は白色に、黒いものなら黒っぽく変色します。

 

そして、黄色や赤っぽいものほど売れる傾向にあるため、エサにトウモロコシや赤の着色料を与えることもあります。
かなり直接的に遺伝子組み換え作物が反映されるものであるので、特に注意が必要な作物であると思われます。

数年前に、日本は中国が買わなくなったアメリカ産のトウモロコシを大量に購入し、ニュースではトウモロコシ農家を訪ね問題がないかという話をしていましたが、ほとんどが飼料用になるから問題ないという風に締めていました。かなりの確率で遺伝子組み換えであるのに、問題がないというのはおかしな話です。ある種、消費者を騙すために仕組まれたものだったのかもしれません。

“余ったトウモロコシが全部売れたぞ”その真相は?(19/08/27)」という動画の中で、トウモロコシの害虫被害に対応するものだとしています。それに対して「米国産トウモロコシ 275万tの保管料を支援-吉川農相」の記事の中では、害虫被害が出ている各県からは「食害があった程度でとりたてて収量が減ったという報告はない」「被害確率は1%未満と被害は軽微」との回答があったとしています。

 

 

第7章 日本人だけ知らない輸入食品の危険な罠

日本の家畜の糞を使用している畜糞堆肥には、原因不明で死亡した家畜が原料と使用されることが往々にしてあるとのことです。

TPPでよく分からないものが流通するかもしれないという風に描かれていますが、日本製の食品だけが流通しないということも考えられると思います。極端な話、日本の食品は薬物漬けということで、それを知った貿易相手国の人達が購入しなければ商人は仕入れませんし、売りません。
そういった情報を仕入れることができるようになるのかは疑問です。

 

日本から輸入のイチゴが相次ぎ不合格 台湾、日本側に原因の説明を要求

また、水銀の話が出てきていましたが、北極には人類が排出してきた量と同じだけの量か、その10倍にも登る量が眠っていると発表されています。
そして、当然のことですが、水銀がどのように流出するかは分からないとしています。

ブラジルの方では、数年ほど前から金の採掘の際に使用する水銀が問題となっており、ブラジルの水俣と呼ばれるほど酷い有様です。
昨年放映された「MINAMATA―ミナマタ―」という映画に関して熊本県の水俣市は、市の方から制作段階から色々と注文を付けた挙げ句、「差別や偏見の解消につながる作品なのか判断できない」「映画が史実に即したものか分からず、制作者の意図も不明」といった理由などで後援を拒絶している。一方で、熊本県は後援を行なっている。
若い人が知らない、世界の人が知らないのであれば広めて然るべきだと考える。二度と同じことを起こさないためにも。
ちなみに、高岡利治市長はJNC(旧チッソ)の労働組合から全面的なバックアップがあって当選したとのこと。

 

 

第8章 子どもの心と体をダメにする砂糖と牛乳

砂糖を摂取することで、虫歯になりやすくなるだけでなく、イラつきやすくなり、気分の上がり下がりが激しくなります。

また、幸福点という幸せを感じられる砂糖の量が分かっているそうです。これに基づいて商品を開発しています。

 

 

第9章 体に入れる社会毒の減らし方とデトックスの方法

食品添加物の摂取を止めると繊細な味が分かるようになります。また、食品添加物が含まれている料理の臭いだけで気分が悪くなります。

 

また、一日の塩分摂取量は男性が7.5g未満、女性が6.5g未満としていますが、カップラーメンには約5gの塩が含まれています。本来であれば塩辛くて口にすることができませんが、食品添加物で塩辛さを緩和しているため食すことができるのです。

 

 

第10章 “安全な日本の食のために”“子どもたちの未来のために”

生きた畑・土を後代に残すつもりの無い日本人は多く、その原因は指定野菜や指定産地への直接支払制度があるため。
難しい話を抜きにすると、化成肥料や農薬・トラクターを使い続けると土を豊かにしてくれるミミズやオケラなどの土壌生物は居なくなる。
すると、土は自然災害や環境変化に対応できず流されたり、病気になりやすかったりした結果、実りの量を減らす。
かと言って、不耕起(耕さずに栽培する農法)なら問題がない、という話になると思う。
この不耕起のために除草剤を使用することもあるため、全ての不耕起栽培が良いとは言えない。

 

上記の直接支払制度に関して、国連食糧農業機関(FAO)は見直しを求めている

ゼン・ハニーカットさんの話の中で、遺伝子組み換えの表示をURLやQRコードにしても良いという法案は2022年1月1日から施行されます。

 

 

食材に関して、簡単な見分け方は、

「台所にないものが使われているものは買わない」

「砂糖と書いてあるものは買わない」

とったところでしょう。

ここから始めるといいと思います。



以下、情報源や参考になりそうなものです。


書籍
食糧危機 パンデミック・バッタ・食品ロス
土・牛・微生物 文明の衰退を食い止める土の話
食品の裏側 みんな大好きな食品添加物
食品の裏側2 やっぱり大好き食品添加物
野菜の裏側 本当に安全でおいしい野菜の選び方
真っ当な野菜、危ない野菜: 「安全・安心・おいしい」を手に入れる賢い知恵
『給食で死ぬ!!―いじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!』

タネが危ない

食事のせいで、死なないために[病気別編]

食事のせいで、死なないために[食材別編]
元気のしるし 朝うんち
べんのお便り

健康格差 あなたの寿命は社会が決める

映画
あまくない砂糖の話
『フード・インク』
モンサントの不自然な食べもの
『ありあまるごちそう』
未来の食卓
キング・コーン