かの哲学者、池田晶子氏も言っていた。
「ちゃんと考えないから、
ぐずぐず悩むのだ」
と。
私が相談を受けたことのある経営者の多くは、
「悩んで」いるように見えていました。
失礼を覚悟でぶっちゃけると、
その「悩んでいる」経営者たちは、
「考えていられない」状態に
あるように思います。
もちろん、最初からきちんと「考えて」、
問題に取り組もうとする方もいらっしゃいますよ
(今回のテーマは「悩んでいる」人たちなので
ここの領域の方はちょっと置いといて・・・)
で、相談といいながら彼らからは口々に
「結論」が、出てきます。
「アイツが言うこと聞かないから・・」
「社員が動かないから・・・」
「今は景気が悪いから・・・」
もちろん、要因はいろいろあるでしょう。
が。
それを選択しているのは
他ならぬ「自分」
・・・ということが
抜け居ている方が多いような
気がします。
もちろん、社員の方に
こんなことは言えないでしょう。
でも、けっこう社員の人たちは
見ていますよ。
あなたの身体の中から出てくる
このメッセージを。
「オレ(社長)は、君(社員)のことを
できないと思っているけど、
これをやることが君の仕事だ」
というようなメッセージを受け取っていたとしたら・・・?
そりゃ、
「じゃ、やりませんよ」
になりますよね。
当然。
もし、あなたからこんなメッセージが
出ているんだとしたら、
あなたも
「こんなこと言われたって、やりませんよー」
という社員からのメッセージを
受け取ってしまうのかもしれませんね。
正しく「悩む」には、
まず社員を信頼することから
初めてみて下さい。