藤澤ノリマサさん
今日は、藤澤ノリマサさんの新曲のミックスダウン。
今回の楽曲は作詞もさせていただき、久しぶりの作詞、作曲、編曲。
藤澤さんの素晴らしい歌はもちろん、生のストリングスに絡む重厚なコーラスワークがキモチ良い!素敵な作品になりました。
歌唱力のある歌手に歌ってもらうの事は、
メロディを作る作曲家にとっても、
サウンドを作るアレンジャーにとっても、
これ以上冥利につきる事はないですね。
藤澤ノリマサさんと言えば、
現在「はなまるマーケット」のエンディングテーマになっている、
「希望の歌~交響曲第9番」も編曲させていただきました。
ベートーベン先生のあの曲をPOPSアレンジ?
「あ~、なんて罰当たりな僕・・・」そんな思いを抱きながらも(笑)
ゴージャスなストリングスの演奏に合唱団。
そしてサウンドの中を白鳥のように舞う藤澤さんの歌。
こちらも愛に満ちた素晴らしい作品になりました。
今や誰もがパソコン一台で音楽を作ってしまえるけど、
血の通った人間の演奏はやはり素晴らしい。
僕らの世代は打ち込み暦25年以上。
ロックやソウルと共に、
血管の中にテクノミュージックの血が流れている世代。
カセットテープに多重録音してた20代前半の頃から今日迄、
時代の流れとテクノロジーの進化をこの目で見てきた。
究極の打ち込み!なんてやってた90年代が懐かしい。笑)
でも、たくさんのすばらしい演奏家達と作る音には、
打ち込みでは決して作れない魔法のような響きが出る。
音楽の「喜び」が「血」のように流れている。
生の響きを知らない世代に、
僕らの世代しか作れない「音の響き/音の豊かさ」を伝えていきたいね。
↑ こんな大きなスタジオで作業してても、音楽業界の皆さんは、
結局こんな小さなラジカセで最後の確認するんですよ。(笑)