今日はあの有名なLEGOのビジネスモデルについて少し触れたいと思います。

皆さんは子供の頃LEGOで遊んだことが一度はあるでしょう。
ご存知のとおりLEGOは昔からあるデンマークのブロックおもちゃの会社です。

そのLEGOが実は今Googleに匹敵するくらいの成長を見せています。

1998年~2004年の間はブロックにおける特許が切れ、競合が参入してきた結果7年間に4度の赤字計上、売上が30%減と倒産寸前まで追い込まれている時代がありました。

そこからクヌッドストープ氏に社長が変わり、収益性の高い企業に生まれ変わりました。
(ちなみにクヌッドストープ氏はマッキンゼーのコンサルタント出身です)

色々な打ち手を打った結果、復活できたのですが、一つ着目すべきがコアユーザーを活用した新製品開発です。

具体的なユーザー活用方法は下記の2つです。

①認定プロビルダーとの共同開発

レゴは非常にスキルの高いユーザーに限定し、世界で13人のプロユーザー認定を行っており、新製品の共同開発を行う等ユーザーの知見の活用を行いました。
(日本人も1人プロユーザーがいらっしゃいます。三井淳平という方です。)
その結果、新しいヒットシリーズが生み出されています。

②一般ユーザーのアイデアを取り込むクラウドシステム

一般のレゴユーザーに対し、レゴアイデアズというインターネット上でアイデアを取り込む仕組みを構築しています。
具体的にはファンが自分の欲しいレゴを制作し、投票によって製品化を決定します。
投票者はいくらなら購入するか、等の質問に回答し、マーケティング上必要な情報の収集も行います。
最終的に製品化された場合は、作成者に売上全体の1%を還元する仕組みです。
このようにインセンティブを付与することにより、多くのアイデアが商品化につながっています。

このようにユーザーの知見を引き出すことは、イノベーションを行うにあたり、非常に重要な手法になりそうですね。

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