明日11日に演奏するもう1曲は
創作主題による14の変奏曲 作品44
です
この変奏曲のテーマはベートーヴェンの自作のもの
と思われていたのですが
ベートーヴェンがまだボンにいた若かりし頃にヒットした
ディッタースドルフという作曲家のオペラ
「赤ずきん」の中の一節から取ったという説もあり
ディッタースドルフのオペラ「赤ずきん」の主題による14の変奏曲
としている本やCDもあります
いずれにせよ大した主題ではありません
3人のユニゾンで主和音を分散和音でブツブツ切りながら始まるという
「ふざけてんの?
」と思うようなテーマですが
そこは変奏曲の名手のベートーヴェン
手を変え品を変えそれぞれの楽器の見せ場も作り
なかなか面白い曲に仕上がっています
この曲には44という作品番号がついていますが
作品番号というのは出版した順に付けていく番号です
ベートーヴェンの作品1は彼が24歳の時に出版されましたが
もちろんその前にも作曲はしていたわけで
出版せずに寝かせていた作品もあるわけです
だいたい作品番号を見ればベートーヴェンがいつごろ作ったのかが分かるのですが
たまに昔作った曲を世に出したくなるらしい
この作品44の変奏曲も実は作品1より前に作曲したものらしいです
眠らせておくのが勿体なくなったのでしょうか
30代半ばの脂ののっている時期のわりには
シンプルな作りだなとは思っておりましたが
危うく騙されるところだった
でも先程書いたように
なかなか面白い曲です
若いベートーヴェンの才気を感じさせる1曲だなと思います
