今月の頭頃に撮った天馬の写真です
赤ちゃんみたいでしょー
この写真みたいな穏やかな表情で、昨日9/16の夜22時45分頃、眠るように息を引き取りました。
私が仙台から帰るのを待っていたかのように。
実家で母が看てくれていたんですが、腕に抱きかかえ口にお水を含ませた直後に、本当にすーっと、眠るかのように亡くなったそうです。
「天ちゃんね、今死んじゃうよ」
少しずつ力が抜けていく天馬を抱えながら、母が姉に電話をくれて、姉がもう片方の耳から私に電話をくれて、その瞬間、みんな繋がっていました。
私達が一番願っていたこと、天馬が苦しんだりせずに安らかに最期を迎えること。できるならば家族の腕の中で。
私達の一番の願いを叶えてくれました。最期はお水まで飲んで、きっと喉も潤って、満ち足りて空に行ったんだと思います。私と姉もすぐに実家に駆けつけて、まだ温かい天馬の身体を抱いてあげる事ができました。
私が16才の時、バンコクのウィークエンドマーケットの片隅でぷるぷる震えていた子犬が天馬でした。「お母さん、あの子死にそうだよ、おうちに連れて帰ろうよ」と言ったあの日。大の仲良しの姉が大学進学のため日本に帰国してしまい落ち込んでいた私に、母は「ワンちゃんがいれば聖子も寂しくないよね」と犬を飼う事を承諾してくれました。
あれから16年、天馬はずっと私のエンジェルだったんだと思います。もちろんこれから先も。動物って言葉も通じないし、人と動物の相関図って複雑だけど、天馬は、きっといつも私を守ってくれていた。今、このタイミングで逝った天馬が、もう安心したよって言っているみたいで、顔を見ながら何度も何度も「ありがとう」を噛みしめました。伝えました。
色んな偶然が重なり今日は私も最期のお見送りに立ち会う事ができて、病院や火葬場の手続きも驚くほどスムーズに進んで、天馬は旅立っていきました。「天馬」って名前、16年前に私がつけたんですけど、今は名前の通りに思う存分、空を走りまわっていてほしいな。
親バカですが、天ちゃんは本当に可愛かった。お散歩するといっつも「わー！可愛い！」って声をかけられて。吠えたこともほとんどない大人しい子で、介護以外で手がかかった記憶なんて無いくらい。穏やかで賢い子。ただひたすらに、私達に癒しを与えてくれました。大好きな天ちゃん。寿命を全うできて良かったね。おつかれさま。ありがとね。大好きよ。
ブログ等を通して天馬を気にかけてくださっていた皆さん、本当にありがとうございました！お別れは寂しいけど、悲しくはないです。16才ですもん、大往生です。家族も介護をやりきって、天馬も安らかで、とても素敵なバイバイでした。ブログテーマの「天馬」をクリックして記事を遡ると、色んな天馬を見ていただけますよ（＾＾）
天馬（てんま）♂
犬種：チベタン・スパニエル
出身：タイ・バンコク
たくさんのキスと、大きな愛を。
