今日は休演日。個人的には千秋楽前最後のお休みです。
今日の目標はひとことも喋らないこと！
ミュージカル…日々膨大な台詞と歌をこなす舞台というのは、神頼みならぬ喉頼みです。この首の中に居られる大切な大切な、本当は小さく脆いコワレモノの声帯さまを、全力で労る休日。
カミーユ・クローデル。彼女の人生を駆け抜けながら、彼女と出逢った意味に想いを馳せる。
人生において、思い通りに行くことも、正当に評価されることも、努力が報われることも、実はそんなに無い。
でも、やり続ける。やらずにはいられないから。自分で選んだ道だから。誰も成し遂げなかったことを、ただがむしゃらに。
実在した人物の一生を描く作品で出ずっぱりと言えば、ミュージカル初主演作の2005年「21C マドモアゼル・モーツァルト」を思い出します。あの時は１週間のPARCO公演で喉を潰してしまい、何度も過呼吸で倒れたけど、あれからいくつもの修羅場をくぐり抜けて色々と学んできました。約10年間、舞台をやりながら培ってきた医学・トリビア知識を総動員して、ステージで出し惜しみすることなく喉と体を守りぬきます。
色んな意味で黙秘権行使の休日。押して動く石と、そうでない石がある。私は、自分の人生を使って舞台の上で結果を残して行くしかない。明日からまた、ひたすらに前へと進みます。
ミュージカル「ＧＯＬＤ～カミーユとロダン～
」カミーユ役2011年12月8日～28日 東京・日比谷シアタークリエにて上演！
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