今年のトニー賞を独占したミュージカル、「The Book of Mormon」
アメリカ人が大好きな、存分に笑えるショー要素の強いミュージカルということで、チケットは３ヶ月先まで完売。
私が買ったプレミアムシートと呼ばれる良席は、他の作品だと正規料金で250ドル程度ですがこれは倍の477ドル。それすら３ヶ月先まで完売なんです(！)。昨日は当日戻ってきた4枚のうち1枚を、運良く購入できたというわけ。ちなみにダフ屋では1枚580ドル、しかも良席の保証ナシ。私はある意味ラッキーでした！
そんないきさつがあるので、席に座った瞬間まずはプレミアムシート同士で称え合いが始まります(笑)
「チケット買えて良かったね！」
「やっぱり良い席は感動が違うから、477ドルでも高くないよね！」
F列に妙な連帯感が生まれたところで…(笑)いよいよ開演！
うわーくだらない！！！(笑)←誉めてます
このミュージカル、基本的にモルモン教を小バカにしまくっているお話なんですが、もー全力でお馬鹿なんです！
一流のコントを、超ハイレベルな歌とダンスで見せてもらえる感じ。歌って踊って笑わせるなんて、一番難しいこと。本物じゃなきゃ全てがチープになってしまうのに、ガチで歌える最高のコメディアンが、この国には何人も居るのだ。そこに感動。そういう意味で、最もブロードウェイで見る価値のあるショーかもしれません。
で、本編にはFで始まる言葉やお下品な描写も多々あるので、NHKでの舞台中継は決して実現しないでしょう…(笑)日本での上演は…勇気のある製作会社さんがいれば…(笑)
とにかく私は主演のAndrew Rannellsの才能に惚れましたー！見れて良かった！