そう、稽古中は雪が降っていた。




顔合わせの日、部屋に入ったらシルビアしか知り合いの役者がおらず、さすがの私も持参の食料をそっとバッグにしまい込み、借りてきた猫のようにジッとしていたっけ…




寒さ厳しい1月末、一幕の台本が届いた時には私はまだひとり芝居「青空…!」の公演中だった。並行して突入した稽古では、本読みの段階から先輩方の存在、技術、迫力に圧倒された。




三谷幸喜氏の新作に携われる幸運に興奮しつつも、手探り状態だった稽古序盤。




そして2月に届いた二幕の台本、明らかになった物語の全貌。稽古場の空気が変わった。三谷さんの創りたいもの挑もうとしているものに、みんなが静かにフォーカスを合わせた瞬間だった。




あれから三ヶ月。振り返ればあっという間だった気もするけど、一歩一歩かなり踏み締め甲斐のある、手強く厳しい凸凹道でした。




舞台「国民の映画」の世界にレニ・リーフェンシュタールとして呼び入れて頂けたこと、この幸運を、有り難さを、今はまだ本当の意味では実感できていないのかもしれない。




きっと、じわじわと、何度でも、宝物のように思い出す。





最後に、執事フリッツ役を演じられた小林隆さん(コバさん)とのツーショットを



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フリッツが飲み物を取りに行く舞台袖に、スタッフさんが作ってくれた「BAR Flitz」屋台です(スタッフさんの愛ある仕掛けにはいつも助けられました^^)




コバさんの舞台に向かう集中力、真摯な姿勢、人間味溢れる存在感に胸を打たれ続けた日々でもありました。「国民の映画」という作品は、三谷さんとコバさんの絆の結晶なのではないかとすら思う。




素敵な人達と出逢えた。



それが、いちばんの宝物。



また、会う日まで…!




レニ。





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