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今月は本当に色々ありすぎて、本来ならブログでたくさんお伝えしていたであろう出演中の舞台の話があまり出ていませんでしたね。



いち国民として皆さんと同じように地震に驚き、悲しみ、えいっと踏ん張り、そんな最中に姪っこのまぶしい命が光をくれて…そんな3月でしたが、毎日しっかり、私にとっての闘う場所である「舞台」にも立っています。



渋谷PARCO劇場で上演中の「国民の映画」というお芝居。



ナチスドイツ時代、プロパガンダ映画製作において類まれな才能を発揮した国民的スター監督、レニ・リーフェンシュタールを演じています。衣装はディートリッヒ調のマニッシュなパンツスーツ↓(写真ボケボケだけど!)

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「極限の中での芸術」というテーマは、皮肉にも今月我が国を襲った出来事とリンクする部分もあり、自分の職業、社会の歯車としての自分を見つめ直しながら、“新妻聖子”が少しずつ変わっていくと同時に、レニとしての芝居も変わっていったような気がします。



地震発生と同時に日本列島を覆った原発パニックが引き金となって、文明社会への疑問が至るところで勃発しているようですが、気の遠くなるように長い歴史の積み重ねとして現在があるわけで、当然簡単に答えの出る問題ではない。皆で大いに疑問を持ち、考え、より良い未来作りを目指すべきでしょうね。



「空を飛びたい」「長生きしたい」「風が吹いても消えない灯りがほしい」「食料を保存したい」」「もっと自由に○○できたらいいな」・・・



人類が歩んだ道のりには、いつも“夢”があったはず。
今の社会は夢の結晶。
不完全な人間が頑張って培ってきた物だから100%正しいってこともないし、かといって先人達が苦労して築きあげてきたもの全てが間違いだとも思えない。



確かなのは、夢のない人生なんてとっても味気ない!ということ。
今日よりも明日、一歩ずつでも前進して、成長して、変わり続けたいという“期待”が人を動かしているはずだし、人生期待に添えないことの方が多いんだけど、そのはがゆさすら醍醐味というか。
例えば私だって、今すぐ自分の“期待”に添える歌が歌えたり芝居ができたりしたら、歌手も女優もやめちゃうと思う。いつまでも、どれだけやっても、そこにたどり着けないから努力し続けることができるのであって、今の私にとってそれは生きていることそのものです。



時として予期せぬ物事に襲われる日があっても、明日への“期待”を捨てないで、とにかく前を向く。自分のリズムでね。



今日はお散歩中に“こぶし”というお花を見つけたよ。白くて美しい。

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では、本日も「国民の映画」行ってきます!!




蝶々東北太平洋沖地震緊急支援ページ蝶々 ココをクリック↓↓↓
http://justgiving.jp/c/2909?locale=en  

アクセスが集中しているため、寄付をしてもすぐにはページに反映されず不安になるかもしれませんが、ガイダンスに従い手続きをすれば、確実に入金されますのでご安心ください。

クレジットカードをお持ちの方であればどなたでも簡単に、今すぐ寄付ができます。

今回は緊急事態ということで、Just Givingが手数料を完全負担してくれるため、寄付金額はそのまま全額被災地に還元されます。


今回集まった寄付金は、まとめて『CIVIC FORCE』という団体に届けられます。
今現在も、被災地で必死の救援活動を続けてくれている団体です。助けを待っている人からしたら希望そのものです。彼らの活動は義援金が無ければ立ち行かなくなってしまいます。

『CIVIC FORCE』の活動状況はコチラ⇒http://civic-force.org/