自分が生きている意味
というよりも
自分という存在の価値。
たぶんそれを求めて
もがいていたのだと思う。
自分が生きていることで
マイナスにしかなっていない
気がしてならない。
だから自分の存在が
この世にあることでそこに
価値があるのだという
実感が欲しかった。
それはなにも大きな
なにかを手に入れたいとか
なにか立派なものになりたいとか
そんなことではまったくなくて。
ささやかなほんの些細な
希望ですらなくてもいい
かすかな光のような
薄くて淡いものだっていい。
そんなささやかなことを
ささやかに願う気持ちを
根底から否定される。
自己破産をするか
自分で自分を売り込みに行くか。
そんな極端な二択を迫って
「どうして欲しい?」
「なにして欲しい?」
何度も何度も言われて
答えにつまる私にまた
「人を頼ってるようじゃね」と言う。
そういうことを言う人が
お金を人よりも稼いでいる。
だから世界は優しくない。
だから世界は優しくならない。
価値の話。