~お前たちにはわかるまい。これが俺たちの物語だ。
最後はこのナレーションで終わったドキュメンタリー。
あたしの大好きな国ブラジル。
きっかけは簡単、大好きになったHR/HMバンドがブラジルのバンドだったから。
うわ~単純~。マジで~。
きっかけなんか、何でもいいって。
そこから世界が広がるなら、なんでも触れてみようじゃないの。
いいと思ったら、行動あるのみじゃん。
いろんな人種が混じりあって、いろんな文化が混じりあって、そこからなんだか妙な化学変化がおきて
新しいものが生まれてしまうような、なんともいえない混濁っぷり。
未知数な部分が沢山ある、若い国だな~って思うんだけど
とにかく陽気に消化しちゃおうぜ♪そんなパワーみたいなモノを感じる。
明るくて、議論や音楽やお祭り大好き。でも、どこか物憂げ。そんなトコが又、あたしなりに感じる
ブラジルの魅力なんだよね。
陽気さの裏に、深さがある。そんな感じがする国なんだよね。
先日のBS放送「世界のドキュメンタリー」は、ブラジルのファベーラの子供達をテーマに取り上げた番組だった。
ワールドカップの頃に作成されたモノらしい。
時々、ギャングのアンちゃんたちに、手でカメラをシャットアウトされ、撮影を中断され・・・
死にたくなかったら、俺たちの言う事聞きな。
以前もあるカメラマンが・・・・なんとかかんとか・・・殺られたんだ。
・・・みたいな。
実際、かなり危険な場所ではあるんだろね。
ラジオでも「十字架の町で又銃撃戦です・・・住人は危険で外には出られません」
・・・・とか、放送してたりする。サッカーの実況中継みたいに。
そんな感じで、危険な街、ファベーラに生きる少年たちを軸に、そこでの暮らしを淡々と撮影してるのが、
今回のドキュメンタリーだった。
ナレーションは、ポルトガル語での呟き。
「40経口」ってニックネームの、ファベーラの元ギャングが語る。
妙にリアルな呟きと、綺麗なブラジルの景色、その下に広がるファベーラの様子。
このコントラストが、凄い印象深い。
これは久々にいいドキュメンタリーだって思った。
それに、順番にクローズアップされる、ファベーラに生きる人物の、言葉が何気にヘヴィだった。
ファベーラ。失業率70%。
ここに生きる子供たちは、3つの選択を迫られる。
サッカー選手になるか、ファベーラに身を埋没させ一生を終えるか、ギャングになるか。
~俺たちの一生なんて、細い糸の上を歩くようなもんだ。
落ちたら一生、暗闇をさ迷い続けるんだ。~
~見ろよ、豚が歩いてるぜ、俺たちと同じ放し飼いだ。~
など・・・・決して「セリフ」じゃないところが、重い。。
最後にクローズアップされたのは18歳の少年、ニックネームは「ベイビー」
サッカー選手を夢見て毎日練習に励む。
「向こう側」からの誘いも頻繁にある。
友達は、もうやりきれない、お終いだ、そう言って「向こう側」へ行った。
~いつも、なぜかここへ来てしまうんだ。~
仲間への暴力事件を起こした彼は、結局、その後暫く荒れたけど、サッカー練習場へ再び戻った。
そこへ行って練習に励む。スカウトの目に止まって、プロの選手になれるように。
この姿、あたしはえらい感動してしまったよね。。
ベイビーぃ、頑張りなよっ!!・・・と思った。
コレ、同じ星の中で生きる人たち。ああ~世界は広いんだよ。
妙にずっしりと来た、あたしだ。