今日のお昼過ぎにある多区画造成現場の進行状況を見に行った
前にも書いた160m鋳鉄管を延長する現場である
鋳鉄管を延長するのとビニール管やポリエチレン管を
延長するのとでは進み具合が全く違う
管を運ぶのにも機械で吊って運ぶことになる
切断するにも特殊工具が必要となり
接続するにもジャッキを使って接続するのだ。
セイコーが初めて鋳鉄を触った時の事を思い出した。
現場は西宮の浜のほうだった。
本管からの分岐は順調に行ったのだが
そこからが全く進まなかった
以前まではK型といって
押輪を用いナットで固定するという工法が主流だったが
近年は耐震性のあるNS型の工法が一般的である
そのNS型をきっちり施工できる職人が当時セイコーには居なかった
その現場では水が湧き、土砂はどんどん崩れ
施工環境の悪い場所でもあり
NSの接合が全く進まなかったのだ。
なんと2日間丸々進まなかったのである。
「そんな奴おらんやろ」
と内部工事班として駆り出されていた辻本が
3日目に助っ人に来たのだが3日目もまったく進まない。
当時班長をしていたMが
「水道局にゆうてK型にしてもらおう」
と言ってきたので水道局に言ってみた
「図面さえ変更すればK型でもいいよ」
と言ってくれたのでその現場はK型での施工に変更となった
それから何度か鋳鉄管の仕事の依頼があり
苦手を克服していった。
浜の現場が進まなかったのは湧水による土砂の崩れを防止する土留めが
しっかりと機能していなかったせいだけだというのがわかり
それからのNS型鋳鉄の施工は慣れたものになった
今日、辻本がNS型工法を20歳の若手Yに教えているのがほほえましく
それを思い出させた。
たしか今日のタイトルは現場と事務所だった
会社を始めたころは毎日現場で汗を流した
一人しかいなかったのでパイプをつないで埋めて
漏れがないかチェックして
掃除して、かたずけてやっと
お家に帰ることができた
帰るとビールを腹いっぱい飲んだ
そこから図面を書くというのは
さすがにできなかったのでどうしても今日までに
というような現場の図面は朝4時くらいに起きて仕上げた
日中は現場作業に追われる。
やがて従業員もでき
申請と現場をかけ持つようになった
その時に現場を抜け出して打ち合わせに行くのが
なぜか誇らしかった
「ちょっと頼むな今度の○○町の打ち合わせ行ってくるわ」
と車を走らせ当時浜あゆとかglobeを聞きながら
あぁこうやって現場作業ではなくあちこちと新しい現場の
打ち合わせだけで一日が過ごせたらなぁ
とよく思っていた。
現実になり、今は現場でスコップを持つことはほとんどない
去年くらいまでは結構現場に出た。
作業服着て、長靴はいて現場に出ると結構楽しい
が、長くは続かない。楽しいが飽きる。
現場はなんとか収まるが事務所ではごまかしはきかない
(別に現場でごまかしているわけではないよ)
でも現場に合っている人はやっぱ現場でないと生きないし
現場が嫌という奴に現場を押し付けてもよくない
わたしはやはり現場より事務所が好きだ。
わたしにはまだまだやりたい事や
達成したいことがある。
そのためには自分が十分発揮できる分野で人とかかわることが
大事である。
もし私が才能を生み出すことができたとしても
それを評価、活用する人がいなければ何の意味ももたないのだから
人の為にできる事をそして自分でしかできない事を
やりとおしたい
そのためにも自分が選んだフィールドで力を発揮したい
しかし現場のみんな本当に暑い中御苦労様です。
無茶も言うけど
いつも頑張ってくれて感謝しております。
これからもよろしくです。
ちゅうか事務所は涼しいてええでぇ~。