スピッツの「スパイダー」
歌詞を意訳します。
「僕」が大好きな「可愛い女の子」は、
年上の男性に惹かれています。
このままでは年上男性と付き合ってしまう。
焦った僕(=冴えない君)が、
必死に彼女の気持ちを恋から逸らそうと頑張っている曲、として意訳します。
※「>」の部分はスピッツさんの歌詞の引用です。
(僕もあの娘も大学生という前提にしています)
>可愛い君が好きなもの
>ちょっと老いぼれてるピアノ
>さびしい僕は地下室の
>すみっこで うずくまるスパイダー
>洗いたてのブラウスが
>今 筋書き通りに 汚されていく
僕の大好きな 可愛いあの娘は
ピアノが好きで、ピアノを習ってるんだけど
ピアノの先生に恋してるらしい
ちょっと年配の男性で
僕からすると結構なおっさんだ
おっさんに負けてたまるか
と思うんだけど、
僕は僕でいけてなくて、、、
友達もいない
ぼっちで寂しい さえない男だ
君をなんとか捕まえようと
必死に網を張り巡らして
虎視眈々と機会を伺っている
薄暗い地下室の蜘蛛みたいな存在だ
あの娘からしたら虫けらみたいな存在だ…
このままでは、
僕の方が分が悪くて
あの娘は、年上男と付き合ってしまう
なんとかせねば!
>だから もっと 遠くまで 君を
>奪って逃げる
>ラララ 千の夜を飛び越えて
>走り続ける
だから 僕は 友人の振りをして
君を 恋愛から 遠くへ遠くへ 遠ざける
君が恋愛する暇が無いくらい
恋愛と関係のない話題を
次から次へと繰り出してる
誰とも千の夜なんて過ごさせない!
僕はこのスタンスをやり続ける!
(二人は部活が一緒の仲で、
「僕」は、部活での用事を次から次へと彼女に依頼して、彼女を恋愛できないくらい忙しくてさせている)
>可愛い君をつかまえた
>とっておきの 嘘ふりまいて
>さびしい 僕に 火をつけて
>しらんぷり ハート型のライター
>こがね色の坂道で
>加速したら 二度と戻れないから
部活での用事が沢山あるとか、
年上の男は大学生になんて興味持たないよ、とか
君の気を僕に惹こうと
君の気を年上男から逸らそうと
いろんな嘘をついてみたら、
案外うまくいって、
君は沢山の時間を僕と一緒に過ごすようになった。
君がいつも近くに居るから
さびしがりやの僕の心は
恋心に より熱い火が点いて 燃え上がっている
君は 僕の恋心に火を点けたことに
気付いていない素振りをしてる
(実は内心気付いてる)
部活の用事が終わって
帰り道の夕方、
自転車で二人乗りをしてたら
君が後ろから僕の腰にそっとしがみつくから
下り坂で加速する自転車のスピードと同じように
僕の恋心も加速して
もう止められそうもない
このまま君を 僕の家に連れて行って
抱きしめたい
でも そうなったら もう
友達の関係には戻れなくなってしまう!
(と、「僕」は衝動を抑えられなくなるが、思いとどまる。友人以上の関係に足を踏み外さないよう、踏みとどまる↓)
>だから もっと 遠くまで 君を
>奪って逃げる
>ラララ 千の夜を飛び越えて
>走り続ける
×4
このままだと僕も衝動に負けてしまいそうだ
だから もっともっと恋愛から遠いところへ
君を連れて行く
僕もこの衝動から逃げ切ってみせる
僕との千の夜なんて過ごさせない!
僕はこのスタンス(友人関係)を貫いていく!
>だから もっと 遠くまで 君を
>奪って逃げる
>力尽きたときは そのときで
>笑い飛ばしてよ
君を 恋愛から もっともっと遠いところへ
連れて行く
僕の 君への恋心 を抑えて
この苦しい友人関係を 貫いてみせる!
だけど、もし力尽きて、
友人の振りが出来なくなって
挙句に結局玉砕しちゃったら
その時は ばかなやつだって
笑い飛ばしてね
>だから もっと 遠くまで 君を
>奪って逃げる
>ラララ 千の夜を飛び越えて
>走り続ける
だけど とにかく今は
友人のふりでやって行こうと思ってるから
君を 恋愛から もっともっと遠いところへ
連れて行く
年上男とも、僕とも、
千の夜なんて過ごさせない!
そのために僕は友人の振りをがんばり続ける!
以上です。
「僕」は、彼女を好きなあまり、
彼女を汚したくなくて、
年上男と恋愛させたくないだけでなく、
自分とも恋愛させたくない。
自分の恋心をも封印して、
彼女を無垢な存在のままにしていたい、
と思っているようです。
だけど、そんな痩せ我慢(=友人の振り)が、いつまで続くのか....
恋が成就するといいですね。
この歌は、
「空も飛べるはず」
に続くと思っています。
「僕」の片思いは果たして成就したのでしょうか?
「空も飛べるはず」の歌詞を見れば
結果が分かりますよ。