凸ちゃんと凹ちゃんと。 | ニューヨーク狂人日記

凸ちゃんと凹ちゃんと。

昼間は100度。
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「そろそろかな」


60度の部屋の中。


ダウンジャケットにくるまれて帰り支度に取り掛かろうとすると。





「ビーーーーッ、ビーーーーッ、ビーーーーッ……!」


けたたましく鳴りながら震え出す携帯。


かんの虫の赤子の顔が浮かぶ。





携帯を覗きこむと。


「洪水警報発令」


こんなことをやってくれるんだ。


サービスいいな。


そんなの頼んだ覚えもないのに。





甘く考えていた。


ビルを出る前に、


ガラスドアを通して見る外が異常に暗い。


(ぼくの部屋には窓がないから)。





(も少し待とうか……やむかも)


そんな人であふれる玄関。


何の躊躇もなく外へ出て早足。


1ブロックと離れていない駅へ着く頃にはずぶ濡れだった。





でも濡れた身体はまた乾く。


ノートや本が濡れたら悲惨だけれど。


それにしてもどうして人は雨に濡れることを嫌うんだろう。


遠い昔。


おれたちがまだ動物だった頃のことを思い出すんだろうか。











おかげで電車はがらがらで。


ゆっくり座って帰りましたとさ。








昼間、歩きながら石焼ビビンバになりそうだった街も、


豪雨のおかげで芯からすっかりと冷えた。


暑ければいつか雨が降る。





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