Paperback Writer
はじめてのビートルズは?
だれもがそれぞれのビートルズを持つだろう。
ラジオからはよく流れていた。
それでも初めてちゃんと聴いたのは。
"Oldies"
というアルバム。
初期ベスト版のようなもの。
たしか従兄が貸してくれたはず。
今でも響きつづけるのは、
Helpでも
Yesterdayでも
She Loves Youでも
Bad Boyでもなくて。
Paperback Writer
どうしてだかはわからない。
アルバムの中、ぼくには独特の輝きが感じられた。
何度も、何度もそこのところだけを繰り返し聴いて。
そのせいか今も時々出だしのハモリがかぶってくることがある。
訳詩がついていたはずだけれど、
何を言っているのかまったくわからず。
手元の辞書を引いても要領を得ない。
ま、チベットで車セールスマンの悲哀を聞いてもピンとこないわけで、
ついには勝手に「本の表紙描き」という職業を与えねじ伏せた。
洋書屋が身近となる大学生になると、
Paperbackという本の形態のあることを知るが、
というよりも、Hardcoverの存在を知ったというべきか。
それでもピンとこない。
Paperback Writerという仕事が。
アメリカへ来てどれくらい経ってだろう。
しばらく西海岸へいたころだったと思う。
物語の中にPaperback Writerを職とする男が出てきて、
くすぶりは一瞬にして氷解する。
レイモンド・チャンドラーの短編だったような気がするけど、
はっきりしない。
10数年の時を経て、
地球をグルッと半周し、
たったひとつの言葉が。
実像としっかりと結びついた瞬間。
日本語ひとことで表すことなんてできない。
社会、生活、文化、風習、未来、希望、絶望、現在……。
ちょっと滑稽であり、悲しくもあり。
そんなことが複雑に絡み合った実に奥深い言葉であり、職業であり。
「やっぱり彼らは天才なんだな~」
粗いパルプ紙がいまにも唄いだしそうだ。
今、Paperbackの本を読みながら口ずさんでる。
この作家はPaperback Writerではないけれど。
いや、そんな時期もあったのかな。

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だれもがそれぞれのビートルズを持つだろう。
ラジオからはよく流れていた。
それでも初めてちゃんと聴いたのは。
"Oldies"
というアルバム。
初期ベスト版のようなもの。
たしか従兄が貸してくれたはず。
今でも響きつづけるのは、
Helpでも
Yesterdayでも
She Loves Youでも
Bad Boyでもなくて。
Paperback Writer
どうしてだかはわからない。
アルバムの中、ぼくには独特の輝きが感じられた。
何度も、何度もそこのところだけを繰り返し聴いて。
そのせいか今も時々出だしのハモリがかぶってくることがある。
訳詩がついていたはずだけれど、
何を言っているのかまったくわからず。
手元の辞書を引いても要領を得ない。
ま、チベットで車セールスマンの悲哀を聞いてもピンとこないわけで、
ついには勝手に「本の表紙描き」という職業を与えねじ伏せた。
洋書屋が身近となる大学生になると、
Paperbackという本の形態のあることを知るが、
というよりも、Hardcoverの存在を知ったというべきか。
それでもピンとこない。
Paperback Writerという仕事が。
アメリカへ来てどれくらい経ってだろう。
しばらく西海岸へいたころだったと思う。
物語の中にPaperback Writerを職とする男が出てきて、
くすぶりは一瞬にして氷解する。
レイモンド・チャンドラーの短編だったような気がするけど、
はっきりしない。
10数年の時を経て、
地球をグルッと半周し、
たったひとつの言葉が。
実像としっかりと結びついた瞬間。
日本語ひとことで表すことなんてできない。
社会、生活、文化、風習、未来、希望、絶望、現在……。
ちょっと滑稽であり、悲しくもあり。
そんなことが複雑に絡み合った実に奥深い言葉であり、職業であり。
「やっぱり彼らは天才なんだな~」
粗いパルプ紙がいまにも唄いだしそうだ。
今、Paperbackの本を読みながら口ずさんでる。
この作家はPaperback Writerではないけれど。
いや、そんな時期もあったのかな。
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